【寿司は意外にダイエット向きのヘルシーな料理ではない】 | BEST TiMESコラム

BEST TiMES(ベストタイムズ) | KKベストセラーズ

寿司は意外にダイエット向きのヘルシーな料理ではない

男を強くする食事革命⑥

 「栄誉バランスは世界一」ともいわれる和食。「性の衰え対策にも和食は決め手になっている」と医学博士の志賀貢氏は言う。和食が”男のための強精食”である理由を解説する。(『男を強くする!食事革命』より)

 

■懐石料理は栄養たっぷりの男のための強精食

 懐石料理風の日本料理を考えてみましょう。宴会などがあると、日本料理の場合には、コース料理でテーブルを色々な料理が飾ることはよくご存じのとおりですが、その盛り付けの器といい、食材の色鮮やかな組み合わせといい、また味のバランスといい、そのコース料理は外国の人でも感嘆の声を上げるほど、完成された料理ではないかと思います。

 懐石料理では、まず季節の野菜や魚介類を用いたつきだしが出てきます。次には、季節の魚介類の刺身が膳を飾ることになります。季節によって、色々な食材が使われますが、真鯛・マグロ・サーモン・はまち・甘エビなどが見事な盛り付けで、見た目にも食欲をそそります。刺身が終わると、一汁三菜の料理が並ぶことが多いでしょうか。味噌汁か吸い物に煮物、それに焼き魚などが並べられます。その後にもう一品、根菜などの炊き合わせが出てきます。

 こうした料理の間に、お酒を猪口で飲むことが多いかもしれません。こうして喉を潤した後は、揚げ物料理がでてきます。天ぷらには、料理の料金にもよりますが、かなり高価な食材が使われることもあります。エビ・キスなどの魚介類に、野菜ではナス・かぼちゃ・さつまいも・椎茸などのキノコ類が並びます。

 そして和食のメインディッシュとしては、例えば伊勢海老の具足煮などが並ぶと、懐石料理の華やかさは頂点に達します。あるいは季節によっては、タラバガニのステーキなどが添えられるかもしれません。想像しただけでも、口の中が唾液でいっぱいになるほどの魅力的な料理ばかりです。

 この後には、タケノコやキノコ類の炊き込みご飯が日本料理の締めの定番です。それに汁と漬物がつき、最後は口直しの黒蜜たっぷりの葛切りが出て、渋い日本茶で料理は終わりになります。

 どうでしょうか。この豪華な日本料理を見て満腹感を味わえるだけではなく、その栄養価の高さに驚くのではないでしょうか。とにかく、今や日本料理はフランス料理、中華料理と並んで、世界中の人が非常に好ましく思う料理に肩を並べるところまで、技術も味も磨かれてきていると思います。

 ぜひこの日本料理の素晴らしさを摂り入れて、長寿と健康のために利用したいものです。もちろん、日本料理の食材はすでに説明しているとおり、男性の性欲や精力を維持するホルモンの材料となり、またその精力を一生涯維持するために役立つことは言うまでもありません。

 近頃は、とくに若い人々がジャンクフードや洋風の料理を好む傾向がありますが、日本男子の性的な底力を維持するために、日本食が非常に貴重な存在であることを見直して欲しいと思います。

KEYWORDS:

オススメ記事

志賀 貢

しが みつぐ

医学博士

北海道出身。医学博士。昭和大学医学 部大学院博士課程卒業後、臨床医とし て 年以上にわたって診療を行い、現在も現役医師として日々患者に接して いる。その傍ら、文筆活動においても『医者のないしょ話』『臨終の七不思議』『臨終医のないしょ話』『孤独は男の勲章だ』をはじめとする小説やエッセイを執筆。累計20万部のベストセラー『女を「その気」にさせる技術』や『知的 性生活』など、医師の立場から性を考 える書籍は常に話題を集めている。また、美空ひ ばり「美幌峠」「恋港」の 作詞も手掛け、北海道の屈斜路湖畔を臨む美幌峠には歌碑が建立されている。


この著者の記事一覧