では!私の観方でビビッときた、オススメする映画をご紹介していきましょう。

◯号泣不可避!ティム・バートンが贈る愛あふれるファンタジー【ビッグフィッシュ】

◯これぞスティーブン・キング…!人間の欲望と恐ろしい呪いを描いたカルトホラー【ペットセメタリー】

◯無知がもたらす罪深くもうつくしい危険な遊び…【禁じられた遊び】

 

【ビッグフィッシュ】
 「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」など数々の名作で知られるティム・バートン監督作品。彼が撮る映画はどれも独特のゴシックホラーや闇のなかでの物語が多いですが、この作品は全っ然ちがう!隠の要素がほとんどない、ファンも振り幅に戸惑うレベル。
 物語は、事実を盛りに盛って話す主人公の父・エドワードに焦点があてられる。そんなある日、エドワードが倒れてしまう。エドワードはベッドの上で、自分の人生にあった信じられないような出来事たちを回想してゆく…という物語。ラストには驚きとともに、心が感動で埋め尽くされる、とても綺麗な作品です。

 《しまポイント!》

 世界中から愛されるティム・バートンの流石すぎるリズムの良さ!人を楽しませる遊園地のようなエンターテインメント性あふれるこのリズムはなかなか、彼以外にはつくることができないと思います。現実には存在しないような世界や、キャラクターたちと関わっていくうちに成長を遂げるエドワードの心情や、回想シーンと現在でのシーンのバランスがとっても上手。「おもしろくない」という人、ほとんどいないのでは?

 

【ペットセメタリー】
 人間の欲望とそれに対する恐ろしい代償…「シャイニング」原作者のスティーブン・キング節炸裂のカルトホラー!交通事故で最愛の息子を失った父親が、裏山にある「ペットが生き返る」不思議な霊場へ息子の遺体を埋めたことから、不気味な出来事が次々に起こってゆく物語。

 《しまポイント!》

 注目すべきは、交通事故で亡くなる息子を演じたミコ・ヒューズ。当時3歳にして大人顔負けの怪演を披露しています!とっても可愛いくりくり!うるうる!なおめめをしていたのに墓地から蘇った後、近所のおじいさんを襲うシーンで狂気に取り憑かれたおそろしい瞳に変身…。あの歳であんなにもガラッと豹変できる子役はなかなかいません。トリハダもんです!

 

【禁じられた遊び】
 フランスの名匠ルネ・クレマンによる、子どもの無知と純粋さを描いた不朽の名作。第二次世界大戦下のフランスで孤児になってしまった少女が森である少年と出会い、子犬の墓をつくることから二人の危険な遊びがはじまっていく物語。
 戦争で「死」が身近にあった時代に起こった、ちいさくておそろしい出来事を描いています。

 《しまポイント!》

 亡くなった動物や虫を見つけては、「お墓をつくらなくちゃ!」と必死な気持ちで教会や霊柩車から十字架を盗んでゆく…。子どもたちの純粋さが引き起こす“無知のおそろしさ”というメッセージを、この映画はおしえてくれています。フランス映画ならではの悲しい物語ですが、子どもたちへの笑えるツッコミどころがあったり(笑)、子役が可愛かったり、いろんな楽しみ方ができる名作です!

 今回の「シネフィルカフェ」、いかがでしたでしょうか?

 また次回も、私なりの視点でおすすめの映画作品をこの場所にお届けしていこうと思います。さあ、今年も目一杯に秋を色づけましょう!

 ではでは。