―「親子とはなにか」と聞かれたら、あなたはどのように答えますか?
 頭にまず浮かぶのは「一組の夫婦と、その間に生まれた子ども」でしょうか。しかし「親子」の関係はいつもこの形をとるとは限りません。
 人それぞれ考えや価値観に違いはありますが、「親は愛情をもって子どもを守り、子どもは親に守られながらしっかり育っていく」ことが親子関係の基本である点については、誰もが納得できるでしょうし、どのような親子の形にも共通するのではないかと思います。
 その一方で、心から望みながらも子どもに恵まれない夫婦が大勢います。そしてその両者が巡り会い、改めて親子になり、新しい幸せな生活をつくる機会は現在極めて少ないのです。
 このような子どもと夫婦をつなぐための制度に「特別養子縁組」があります。
 多くの方からの正しいご理解が得られ、議論と省察がより深められれば、国として進むべき方向もおのずと定まってくることでしょう。また、少子高齢化の糸口も必ずや見えてくるはずです。(『インターネット赤ちゃんポストが日本を救う』著:阪口源太、えらいてんちょう