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【速報】特捜がAIスタートアップ「オルツ」元社長ら逮捕!壮大なビジョンの裏で「古典的な循環取引」疑惑

▲「オルツ」の元社長・米倉千貴容疑者(中央)、日置友輔容疑者(右)

 

 10月9日、AIスタートアップ「オルツ」の元社長・米倉千貴容疑者(48)や前社長の日置友輔容疑者(34)ら4人が、金融商品取引法違反の容疑で東京地検特捜部に逮捕された。

 オルツは「AIで自分のクローンをつくる」「AIで人類を労働から解放する」といった壮大な世界観をブチ上げ、2024年10月に華々しく、東証グロースに上場していたが…すべてが虚構だったのか。2022年から2024年までに110億円を超える架空の売り上げを計上、上場にあたって虚偽の有価証券報告書を提出していたと見られる。

 第三者委員会の調査で、主力商品「AI GIJIROKU」の売上について、2022年12月期は91.3%、2023年12月期は91.0%、2024年12月期でも82.3%が実際には存在しない売上だったことが暴かれていた。

 その手口は「古典的な循環取引」と見られる。オルツは広告会社に多額の広告宣伝費を支出し、広告会社から販売代理店に渡った資金をサービスの購入費として回収するというものだ。アクティビスト投資家として活動する田端信太郎氏のYouTubeでは、この循環取引に関するオルツ内部文書も公開されていた。司法の判断はどうなるか。

文:BEST T!MES編集部

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