浅田真央の現在。アイスショーは「決まっていない」、今燃えているのは次世代育成 |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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浅田真央の現在。アイスショーは「決まっていない」、今燃えているのは次世代育成

▲浅田真央

 

 6月12日、プロフィギュアスケーターの浅田真央(34)が都内で「木下MAOアカデミー」設立発表会会見に登壇した。

「木下MAOアカデミー」は、浅田がプロフィギュアスケーターとしての輝かしいキャリアを築き、指導者として新たなステージに挑み、長年の競技生活で培った技術、経験、そしてスケートへの情熱を次世代に直接伝える場に。木下グループは、未来のプロフィギュアスケーター育成に向けた熱意を全面的にサポートし、共に世界へ羽ばたくスケーターを育てていく。

 浅田は登場すると「私は指導者として新たな一歩を踏み出します。今後はスケーターの一人ひとりと向き合い、丁寧に指導をしていきたいと思います」と挨拶した。

『木下MAOアカデミー』に加えて、なぜ『木下MAOクラブ』を設立したのか聞かれると「私の思いとしては、フィギュアスケーターの人口を増やしたいという思いと、何よりスケートを楽しんでもらいたい、そして挑戦することの楽しさを多くの子供たちに体験してもらいたいなと思いました」とコメント。

 

▲『木下MAOアカデミー』『木下MAOクラブ』で指導する

 

 普段は「アカデミー」で指導するが、機を見て「クラブ」でも指導をしていきたいとのこと。

 浅田は「スケーターの皆さんには、どんなことがあってもスケートが好きという気持ちだけはなくさないで、なくさないように私たちが指導していきたいなと思っています」は想いを語った。また、理想のコーチ像については「一人、この人っ!て挙げるのはちょっと難しいんです。皆さん、とっても愛のあるコーチの方々ばかりだったので。私も愛を忘れないようにこれから指導していきたい」とコメントした。

 スケート経験者向けの『木下MAOアカデミー』の対象年齢は5歳〜小学校3年生、スケート初心者も入会可能な『木下MAOクラブ』は4歳〜小学校3年生までが対象。その理由について聞かれると「フィギュアスケート界は9歳、10歳からノービス選手権に行けるので。できるだけ『木下MAOアカデミー』『木下MAOクラブ』で成長したスケーターが世界に羽ばたいていってもらいたい」と答えた。

 浅田は今後、クラブでの指導に専念したいという。プロスケーターの活動については「“ハーフ・ハーフ”です。ちょっと久しぶりに言ってみたかったんです」と語ったが、「現時点ではプロスケーターとしてのアイスショーっていうのは決まっていない」とした。

▲2017年に引退後は、プロスケーターとして活動

取材・撮影:BEST T!MES編集部

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