フジ第三者委員会、中居サイド請求の証拠開示突っぱねた!守秘義務など3点を盾に

フジテレビの第三者委員会は22日、元タレント中居正広氏の代理人弁護士・長沢美智子氏が第三者委員会に請求した証拠の開示や釈明に対して回答。
委員長の竹内朗弁護士、委員の五味祐子弁護士、山口利昭弁護士の連名で文書を公表した。
中居氏の代理人弁護士は12日、第三者委員会が中居氏に「性暴力があった」と認定したことについて、「暴力的または強制的な性的行為は確認されなかった」と反論。
中居氏の人権救済のため、今月26日までに証拠の開示を請求していた。
これに対して、フジの第三者委員会は「ご請求をいただいた資料につきましては、開示を差し控えます」と回答。
理由については「①当委員会はFMH(フジ・メディア・ホールディングス)及びCX(フジテレビ)に対して守秘義務を負っていること ②当委員会が準拠した日本弁護士連合会“企業不祥事における第三者委員会ガイドライン”は、“第三者委員会が調査の過程で収集した資料等については、原則として、第三者委員会が処分権を専有する。”としていること ③当委員会が調査の過程で収集した資料等を一部の関係者に開示することは、当委員会を信頼して調査にご協力いただいたその他の関係者の当委員会に対する信頼を損ない、当委員会の独立性・中立性をも損なう結果となる」の3点を挙げた。
また、調査は事案前後の客観的状況や関係者の供述や伝聞証拠を積み上げたとし、「当委員会の事実認定は適切であったと考えております」と自負。
「中居氏には当委員会のヒアリングにおいて長時間にわたり真摯にご協力いただいたものと考えており、中居氏の証言内容や証言態度についても、重要な証拠として十分に吟味して事実認定をしております」と回答した。
文:BEST T!MES編集部