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活動実績なしでも【合格率81.1%のカラクリ】総合型選抜、本当の勝負は「志望大学選び」で決まっていた?

~活動実績なしでも第一志望に合格できる理由。調査データが示す、受験生と大学の現実的なマッチング戦略~

じゅけラボ予備校(所在地:大阪市北区、代表取締役:後藤智則)は、この度、総合型選抜入試で受験した18歳から21歳の男女で「活動実績がなかった」と回答した37名を対象に、課外活動実績の有無が受験結果に与える影響についての調査を実施しました。

本調査は調査対象人数が37名と少なく、特定の条件下にある学生を対象としたものであるため、この結果が受験生全体の傾向を示すものではありません。しかし、「活動実績なし」というニッチな層に絞って深掘りすることで、これまで定量的に語られることの少なかったリアルな価値観や戦略が浮かび上がってきました。

今回の調査結果では、活動実績がない状態で受験したにもかかわらず、81.1%もの学生が総合型選抜入試で「第一志望大学に合格した」と回答するという、驚くべき実態が明らかになりました。これまで総合型選抜は、活動実績を持つ学生が有利とされる傾向がありましたが、その”常識”を覆す可能性を示唆しています。一方で、この高い合格率の裏で、どのような大学が「第一志望」として選ばれているのか、その内訳にも注目すると、現実的な大学選びの戦略が見えてきます。




■調査概要
- 調査概要:「活動実績なし」の方の総合型選抜入試の合格実績と志望大学に関するアンケート
- 調査期間:2025/6/13~2025/7/18
- 調査方法:インターネット調査
- 有効回答:事前調査で「総合型選抜入試(旧AO入試)を活動実績なしで受験をした」と回答した18歳~21歳の男女37人

活動実績を作らなかった理由、過半数の51.4%が「興味・時間がない」。イマドキ高校生のリアルな価値観が浮き彫りに。




Q. 活動実績がなかった理由を教えてください。

※活動実績なしn=37

なぜ彼らは「活動実績」を作らなかったのでしょうか。その理由を尋ねたところ、51.4%と半数以上が「部活や生徒会に興味がなかった/時間的余裕がなかった」と回答しました。これは、周囲に流されて無理に活動に参加するのではなく、自分の興味・関心を優先するという、現代の高校生の合理的で自分らしい価値観を反映していると推察されます。

続く理由として「活動実績がなくても合格できると思ったから」と「校外活動の機会が少なかった/見つけられなかった」が、共に27.0%で同率2位という結果になりました。実際に総合型選抜入試の出願条件に、活動実績の有無を問わない大学も多数あり、総合型選抜の本質を見据えて「実績以外の部分で勝負する」という、受験生のしたたかな戦略が垣間見えます。一方で後者の回答は、依然として存在する活動機会の地域格差・情報格差という社会的な課題も示唆しています。

さらに、「勉強や他の受験対策に集中したかった」(21.6%)という声もあり、限られた時間の中で、自分にとっての最適解を選択するイマドキの高校生の姿が浮き彫りになりました。

活動実績がなくても、8割以上の受験生が第一志望大学の切符を掴んでいた!




Q. 総合型選抜入試の受験結果を教えてください。


今回の調査で最も注目すべきは、その合格率の高さです。「総合型選抜入試の受験結果を教えてください」という質問に対し、実に81.1%が「第一志望大学に合格した」と回答しました。「全て不合格」と回答したのはわずか10.8%に留まり、活動実績がないことが必ずしも大きなハンディキャップになっていないことが伺えます。

この結果は、多くの大学が、高校時代の活動実績という過去の「結果」だけでなく、志望理由書や面接などを通じて、学生個人の持つ学習意欲や将来性、いわゆる「ポテンシャル」を重視する傾向にシフトしていることの表れかもしれません。付け焼き刃の実績作りよりも、自分自身の言葉で学びたいことや将来のビジョンを語れることの重要性が増していると考えられます。

合格大学の8割以上(84.8%)は「その他私立大学」。第一志望合格のリアルな内訳とは。




Q. 総合型選抜入試で合格した大学の種類をすべて教えてください。


8割以上が第一志望に合格するという華々しい結果の一方で、その合格先大学の内訳を見ると、よりリアルな実態が見えてきます。

「合格した大学の種類」を尋ねたところ、国公立大学や、いわゆる「早慶上理」「GMARCH」「関関同立」といった難関私立大学群への合格者は少数に留まり、84.8%が「その他私立大学」に進学していることが分かりました。

この結果は、活動実績がなくても合格の可能性が高い大学と、依然として実績が重視される、あるいは学力試験の比重が高い難関大学との間には、明確な差が存在することを示唆しています。多くの受験生は、自分の学力や特性、そして「活動実績がない」という状況を客観的に分析し、合格の可能性が高い大学を現実的な「第一志望」として設定している、と考えることもできるでしょう。

総合型選抜という選択肢は、全ての学生に開かれている一方で、志望する大学のレベルによって、求められる準備や戦略が大きく異なることを物語っています。

まとめ

今回の調査では、総合型選抜入試の”常識”を覆す、注目すべき実態が明らかになりました。まず、活動実績がないにもかかわらず、81.1%もの学生が第一志望大学に合格。その背景には、半数以上(51.4%)が「興味がない・時間がない」と回答したように、無理に実績を作らない現代の高校生の価値観があります。

さらに、27.0%が「合格できると思った」と回答しており、入試の本質を見据えた戦略的な層の存在も浮き彫りになりました。また「校外活動の機会が少なかった/見つけられなかった」も同様に27.0%と同率で存在し、情報格差の課題も感じられる結果となりました。

一方で、合格大学の84.8%が「その他私立大学」であった事実は、多くの学生が自身の状況を冷静に分析し、現実的な大学選びを行っているしたたかさを示しています。

これらの結果は、総合型選抜が「活動実績」の有無だけで判断されるのではなく、深い自己分析に基づいた「ポテンシャル」の表現と、自分に合った大学を見極める「戦略」こそが合格の鍵を握ることを、強く物語っています。

会社概要




じゅけラボ予備校では、既存の教育サービスにおける無駄を一切省いて、生徒が志望校合格に必要な勉強のみ行えるカリキュラムを提供したいという思いから、生徒一人一人に合わせたオーダーメイドの受験対策プログラムを提供しています。受験に必要な科目をすべて学べて、高校受験は14,080円~、大学受験は16,280円~の圧倒的な低価格で、経済的な事情により塾や予備校に通えない学生・浪人生も、志望校合格に向けて効率良く学習することができます。


社名  :じゅけラボ予備校(株式会社エンライク)
所在地 :
運営本部:〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田1丁目1番3-500 大阪駅前第3ビル5階10号
教務部:〒530-0015 大阪府大阪市北区中崎西2丁目2−1東梅田八千代ビル7F-C
代表者 :代表取締役社長 後藤 智則
電話番号:0120-445-259
事業内容:教育事業(予備校・オンライン学習塾・インターナショナルスクール・教育教材のオンライン通販)、マーケティング事業
URL :https://jyuke-labo.com/
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