甘さ豊かな味わいを皆さんの元へ

兵庫県川西市では、市特産の早生桃（わせもも）の収穫が始まっており、京阪神地域に出荷されています。
６月１９日には桃の即売会がアステ川西ぴぃぷぅ広場で開催。多くの人々が集まり、約1時間で約600箱、3600個の桃が完売しました。最も多く栽培されている日川白鳳（ひかわはくほう）の収穫は現在ピークを迎え、JA兵庫六甲の直売所や地元のスーパーでも販売されます。

即売会の様子

　川西市では、市特産である早生桃の産地である川西市南部の加茂地区などで収穫が始まりました。市内では約40戸の農家が約４ヘクタールの畑で栽培。京阪神地域を中心に年間約60トンを出荷しています。
　約2,000平方メートルの桃畑（加茂３丁目）で、早生品種の「日川白鳳」や「はなよめ」などの桃の木を約50本栽培している農家の大田雅之さん（おおた まさゆき、64歳）の畑には、甘い桃の香りが漂っています。今年も例年通り収穫作業を始めた大田さんの畑では、出荷が今月末ごろまで続き、１個当たり220グラムのものを中心に、JA兵庫六甲や市場などに出荷されます。
　大田さんは「今年は害虫の被害などを少し心配していましたが、例年同様の美味しくて美しい桃が育っています。川西の桃は市場に近いため、収穫した翌日には店頭に並びます。この新鮮でおいしい桃を多くの人に味わっていただきたいですね」などと話しています。

川西市特産早生桃の収穫の様子

　6月19日には、「桃の即売会」が市内で開催されました。
　・ 主催　市特産物イベント実行委員会
　・ 場所　アステ川西ぴぃぷぅ広場（ 川西市栄町 ）

　当日は販売開始前、午前８時から整理券を配布。
　朝早くから多くの人が早生桃を求めて会場に集まり、8時40分の時点で予定数は終了。整理券約400枚が配布され、午前10時から始まった販売は、午前11時には約600箱、3600個の桃がすべて完売となりました。
　※ 価格 … 大サイズ 1,800円 / 中サイズ 1,400円
　　　　　（ ともに１箱６個入り ）

即売会の様子

　この日、即売会で1番に早生桃を購入した参加者は、「今日は朝5時過ぎから会場に並びました。もともと広報誌で即売会のことは知っていましたが、3年前に初めて参加してからファンになりました。実際に参加してみると、普段よりも安く購入でき、しかも美味しい、地元の農家さんの桃が食べられて嬉しいです」などと話しました。

　加茂地区で最も多く栽培されている「日川白鳳」の収穫は現在最盛期を迎えており、JA兵庫六甲の農産物直売所「スマイル阪神」（伊丹市）のほか、市内や近隣市のスーパーなどで販売されています。
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