「偶然の出会いで地域企業と人材をつなぐ」─関電出身・地元福岡で起業のソコナラが、九経局『Mid KYUSHU共創サポーターズ』に登録

2025.05.30

大手銀行・コンサルに並び、創業1年未満の企業として登録。地域企業経営層と転職希望者の“魂が響き合う出会い”を意図的に設計

ソコナラMEET（2025.4.9@福岡・天神ソーシャルベンチャーPARK）

地域企業の経営層と転職希望者の「偶然の出会い」を創出する、中途採用支援サービスを展開する株式会社ソコナラ（本社：福岡市、代表取締役：三宅庸介）は、2025年5月、全国初の省庁横断型・地域中堅企業向け支援機関ネットワークである九州経済産業局の「Mid KYUSHU共創サポーターズ」に、連携支援機関として正式に登録されました。
同局が重視する“フロー状態（没頭）”を生み出す職場環境の創出という観点からも、地方人材活性化に資する新たなモデルとして注目されています。
登録機関には、地域金融機関や大手企業などが名を連ねており、創業1年未満のスタートアップであるソコナラの登録を事業推進に向けた新たな一歩と捉えています。
地域企業と個人をつなぐ先進的なモデルとして、多様な出会いや気づきの機会を創出し、企業の成長と人材のより有意義なキャリア構築に貢献してまいります。

ソコナラ（個人向けTOP）
https://sokonara.co.jp/

ソコナラ（法人向けTOP）
https://sokonara.co.jp/top/for-corporate

ソコナラとは

ソコナラは、30～40代のキャリア人材と地域の成長志向企業の経営層が、偶然の出会いから始まる対話によって双方の新たな気づきや転職マッチングを創出する中途採用支援のサブスクリプションサービスです。現在、福岡を中心に展開する、地域企業と人材をつなぐ独自イベント「ソコナラMEET」では、参加者の自己分析や仮想転職ワークを通じて、個人と企業の深い共感・共鳴を促進します。また、「ソコナラWEB」では各企業経営層の想いや価値観、ソコナラMEETのイベントレポートを紹介しています。

現在、福岡県内を中心に多数の地域企業とキャリア人材の出会いの場を提供し、創業間もない中で、多くの採用事例が創出されています。

一般的な人材紹介サービスは、これまでのスキルや職歴に基づく求人マッチングが主流であり、資金力のある大手企業ほど有利な構造となっています。その一方で、個人に紹介される仕事は成約率が高い、過去の経験に近いものが多くなり、「本当に夢中になれる仕事」との出会いのチャンスが限られるのが現状です。

ソコナラは、こうした構造的な制約に一石を投じ、偶然の出会いと対話を通じて“フロー状態”を生む職場との出会いを支援する、新たな中途採用のあり方を提示しています。

ソコナラMEET最新情報
https://sokonara.co.jp/#meet

ソコナラWEB（企業一覧）
https://sokonara.co.jp/company

フロー状態による地域経済の高揚

出典：九州経済産業局「個を活かす組織経営レポート -若い世代とひらく未来-」（令和7年3月）

2025年3月、九州経済産業局は「個を活かす組織経営レポート -若い世代とひらく未来」にて、企業における成長・変革を担う人材の育成・活用の鍵として、個人がフロー状態（集中・没頭して自律的に取り組む状態）で働ける環境の整備が重要であると触れています。

ソコナラは人・企業・地域の転機を創造する会社というビジョンのもと、偶然の出会いを起点に、多くの人がフロー状態を見出すことで、一人ひとりが人生を彩り、地域社会を織り成す未来を創造する世界の実現をミッションとしています。

同レポートでは、若い世代が自らの意思で行動し、挑戦できる風土が組織には必要だとされています。ソコナラもまた、そうした“個の意欲”を引き出す場づくりを通じて、地域企業と人材の新しい関係性を構築しています。

創業ストーリー：福岡で挑む理由

写真提供：Ambitions FUKUOKA vol.3 (2025.5.26発売)

代表の三宅庸介は、福岡でのバンド活動を通じて、人との出会いの中で自身が成長してきた実感を持ち、その原体験を胸に、当時4名のみの少数精鋭採用枠である「技術営業職」として関西電力に入社。約18年間にわたり在籍しました。
「技術そのものよりも、人や組織がどのように働きがいを感じられるか」という問いへの関心が次第に深まり、2017年には国家資格キャリアコンサルタントを取得しています。
その後は、法人向け人事ソリューションの提案、OB人材活用施策、表彰制度の改革、インターンシップの企画・運営責任者、研修制度や評価制度の再構築など、人と組織の関係性に向き合う領域で多くの実績を重ねてきました。
一方で、大阪・関西万博に向けた水素ハイブリッド船プロジェクトや、空飛ぶクルマといった先進技術分野にも携わり、技術と社会をつなぐ多面的な視点を培ってきました。

2024年7月、社内ベンチャー制度を活用して株式会社ソコナラを創業。拠点には「自身の働くエネルギーを還元したい」との想いから地元・福岡を選びます。この想いが、「地域企業と個人の“魂が響き合う場”をつくる」という現在のソコナラのサービスへと結実します。

「充実したキャリアを歩むため、思い入れある地域で、夢中になれる仕事や職場を見つけたい」。

このように、自分らしく、より有意義に働ける新たなキャリアを、好きな土地で模索する人々に向けて──ソコナラは、人工的に“偶然の出会い”を生み出すことで、多様な転機を創出しています。

ビジョン：人・企業・地域の転機を創造する会社

今後の展開

今後は、以下を重点施策として拡大を図ります：
・主に福岡県内での展開
・地域金融機関・自治体等との連携による採用支援プログラム化
・政令指定都市を中心とした全国への将来的な展開

代表コメント

私たちは、労働生産性の議論を「時間の短縮」から「フロー状態の創出」へと転換したいと考えています。人々が仕事に没頭し、熱中することができれば、労働時間を「長い」と感じることなく、アウトプットの質は自然と高まっていきます。

疑似的に短くなった労働時間が極限までゼロに近づけば、労働生産性（＝アウトプット ÷ 労働時間）は、理論的には無限大に近づいていきます。この考えを、創業以前からの様々な活動に込めており、ロゴデザインにもその象徴性を持たせています。

働くという行為は、経済力を得る手段であると同時に、自分自身を表現する営みでもあります。私たちは、「偶然の出会い」をあえて人工的に生み出す（＝プランド・ハップンスタンス：計画的偶発性※）ことで、一人ひとりが没頭・熱中できる仕事や、深く共鳴できる経営層・組織との出会いを支援し、地方にこそ眠る“次のキャリアの可能性”を掘り起こしてまいります。
（株式会社ソコナラ　代表取締役　三宅庸介）

※プランド・ハップンスタンス理論：
スタンフォード大学のJ.D.クランボルツ教授が提唱したキャリア理論。「計画的偶発性」と訳され、キャリアは予測不可能な偶然の出来事から生まれることが多く、その偶然を積極的に設計・活用すべきだとする考え方。

会社概要

会社名：株式会社ソコナラ
所在地：福岡市
設立：2024年7月
代表者：三宅庸介
事業内容：採用支援サービス、人材紹介・採用コンサルティング
公式サイト：https://sokonara.co.jp/
お問い合わせ：info@sokonara.co.jp