【明智光秀の足跡を訪ねて②焼き討ちの古址、延暦寺【後編】】 | BEST T!MESコラム

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明智光秀の足跡を訪ねて②焼き討ちの古址、延暦寺【後編】

季節と時節でつづる戦国おりおり第350回

■休憩所で空腹を満たす

前編:明智光秀の足跡を訪ねて②焼き討ちの古址、延暦寺〈前編〉】 

 そうこうしている内に、広い空間に出ます。ここが根本中堂のある東塔。根本中堂を拝観する前に、ちょっと休憩所で空腹を満たすとしましょう。

 

 鶴?そばのの比叡山そば。美味です。

 人心地ついたところで、いよいよ根本中堂へ。

 根本中堂はその名の通り、延暦寺の本堂です。

 

 現在、根本中堂は大修復作業中。スッポリと作業用の鞘堂に覆われていました。

 通常なら絶対見られない高さから根本中堂の屋根を見学することができ、得した気分です。

 

 根本中堂の内陣では、開祖の伝教大師最澄さんが灯明をかかげて以来1200年にわたって消えることなく仏様たちを仄かに照らし続けてきた「不滅の法灯」がまたたいています。

 その幻想的な光景はえもいわれぬものですが、これも織田軍の焼き討ちの際には僧たちが灯を守りながら逃げたと伝わっていますね。

 また、他の寺に分灯していたものが再興時に戻されたともいいます。

 最近はどこでもそうですが、根本中堂にも大勢の外国人ツアー客がいらっしゃいました。比叡山焼き討ちを主導したと思われる明智光秀が、447年後のこの光景を見たら何と言うでしょうね。

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橋場 日月

はしば あきら

はしば・あきら/大阪府出身。古文書などの史料を駆使した独自のアプローチで、新たな史観を浮き彫りにする研究家兼作家。主な著作に『新説桶狭間合戦』(学研)、『地形で読み解く「真田三代」最強の秘密』(朝日新書)、『大判ビジュアル図解 大迫力!写真と絵でわかる日本史』(西東社)など。


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