■どんな勉強法も共通する部分がある

――ええと……サイコパス鼎談みたいになってきているので…。そもそも勉強の本を作るに至ったきっかけを教えてください。菅さんはこれまでも「京大芸人」など本を出されていますが、今回の「身の丈にあった」というのは先にテーマがあったのか、それとも書いていく中で決まっていったのでしょうか。

 もともと僕らは講演会をやっていたので、『京大芸人』や『京大少年』で細かい勉強法のことは書いていたんですよ。そのなかで誰でもできるようなことを書いてみたいな、というのがあったのでそれがきっかけと言えばきっかけですね。

――笑いもありで、とても読みやすくなっていたのですが、そういう部分も意識されたのですか。

宇治原 笑いというかいじりですよね。

 僕は基本的に笑わせたいだけっていうのが大きいので。そのために硬いテーマを選ぶみたいなところはありました。

松嶋 そうなんですね。    

 ふり幅ですよね。

――勉強法というと難しいから易しく書こうという意味でも。

 それもちろんありますよ。そういうのもありますけど、根本的には笑わせたい。

――書く際に他の勉強法の本とか見て、こういう所が足りないなとか、伝わりづらいからこうしよう、みたいなことはあったんですか?

 無かったですね。(他の勉強法の本は)全く読んでなかったので。

――では全くオリジナルでこういう形に?

 はい。でも坪田先生(ベストセラー『ビリギャル』の著者)と対談したときに、坪田先生に「かなり共通することが書いてありますね」って言われました。

松嶋 わたしも両方拝読しましたけど、確かにそうですね。

 だからどんな勉強法も共通する部分は多いんだと思います、結局。ただそのアプローチの仕方が違ったりするだけで、それが松嶋さんにとっては麻雀だったりとか。

――松嶋さんの場合はどうですか。

 

松嶋 わたしは、勉強法についてブログに書いたりネット放送で話してりしていたんですね。それを担当編集の方が見てくださってオファーをいただきました。まとめてみたいと自分でも思っていたので、ぜひお願いします、と。

――どういうところに気を使われましたか。

松嶋 話したように自分が特殊な状況から受かったという思いがあったので、時間がない人とか、勉強ってしんどいなって思っている人の後押しになればいいな、と思っていましたね。あとは麻雀的な要素を……担当の方は麻雀には詳しくないということだったので、それをいいことに麻雀の要素をどんどん入れていったり(笑)。勉強好きも麻雀好きも読んでもらえればとは考えていました。

 麻雀をもっと広めたいとか、知ってほしいとか?

松嶋 知ってほしいですね。

宇治原 だから、菅さんは笑わせたい、松嶋さんは麻雀を広めたいってことですから、ふたりともべつに誰かに勉強法を伝えたいとかこれで助けたいとか思ってないんじゃ……

――これまでのテーマがゼロに戻ってしまいます(笑)。

宇治原 はははは。

松嶋 ただ、出すなら麻雀にあるイメージを変えたいとは思ったんですね。暗いとか勉強と関係ないっていうものを、実は勉強にも役に立つし、こういうやり方もあるんだよっていうのをお母さま世代に買ってもらえないかな、と。そうしたら子どもさんにも伝えてもらえるんじゃないかと思って。

――お二人の本ともにそういう勉強に対するポジティブな魅力は伝わってきます。編集部もしっかり読み直して、楽しみを見つけていきたいと思います。今日はありがとうございました!