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雪の五稜郭と北海道の銭湯

外川淳の「城の搦め手」第54回

 今回は、「雪の五稜郭」を訪れた際の咄。早朝、目覚ましをかけ忘れ、羽田空港の発着時間の1時間前に起床。5分後には自家用車で出発。出発の30分前には空港到着。日の出前の環八はガラガラでセーフという感じ。

 今回の旅の目的は、北海道の銭湯を撮影して入浴すること。まずは函館市内と北斗市内の銭湯を3軒撮影。五稜郭駅で2時間ほど余裕があったので徒歩で五稜郭へ。なお、五稜郭駅から五稜郭は徒歩で30分。最寄り駅ではないのだが、体力的快調が継続しており、元気よく往復する。

 五稜郭は4度目となるが、雪の時期や、箱館奉行所が復元されてからは初めてとなる。裏門橋から五稜郭の内部へ。

裏門橋周辺の濠と石垣

 濠は完全に凍り、その上には雪が積もる。この状態だと、濠の役割は果たさず、敵兵は侵入可能か?

復元された箱館奉行所

 どうも最近、建物の内部に興味がわかず、外観撮影にとどめる。 五稜郭駅から特急に乗車して八雲駅で下車し、銭湯に入浴。八雲駅からは特急に乗車して札幌で下車して市内泊。翌日、札幌から札沼線に乗って当別駅で下車。北海道最後の1軒であるはずの銭湯に入浴。

滝の湯。北海道らしい木造コロニアル風の昔ながらの銭湯

 新千歳空港から羽田空港へ戻り、位置を確認せずに停めた車を捜索して帰宅。これで、北海道300数十余軒の撮影が終了した。城、台場、古戦場とともに巡り続けた銭湯の外観撮影も5000軒を越し、未撮影は20軒を切った。ただし、壱岐・天草・奄美大島・種子島・屋久島などなかなかの難関が残されており、油断できない状況が続く?

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外川 淳

とがわ じゅん

1963年、神奈川県生まれ。早稲田大学日本史学科卒。歴史雑誌の編集者を経て、現在、歴史アナリスト。



戦国時代から幕末維新まで、軍事史を得意分野とする。



著書『秀吉 戦国城盗り物語』『しぶとい戦国武将伝』『完全制覇 戦国合戦史』『早分かり戦国史』など。



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