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【インタビュー連載】20代をどう生きたか?
経済アナリスト・森永卓郎さん【2/2】

人生の先輩である今を輝く著名人の方達が20代をどう過ごすべきかヒントをくれる!

人生の先輩である、今を輝く著名人の方達が20代をどう過ごすべきか、ヒントをくれる本連載。前回に引き続き、経済アナリストの森永卓郎さんをクローズアップ。

何が楽しくて生きてるのか。それを知ることが大切

 

 

第一回目はこちら

やりたいことがわからない

そんな時、運命の出会い

──前回は東京大学に在学中の頃のお話を中心にお聞きしました。
今回は就職後からのお話をお聞きしたいと思います。20代は、日本経済研究センター、経済企画庁総合計画局などへ出向をされていたのですね。

「これが運命としか思えないんですけど、"何をやりたいか?"就職してもわからなかったんです。でも日経センター時代に経済予測をやったら、すごく面白くて。だから、好きこそものの…じゃないけど、そうじゃなきゃ続かないってことですかね」

──経済予測の何がピンときたんでしょう。

「新たな発見があるんですよ。当時から格差に興味があって調べてみたら、高度成長期(ʼ55 〜ʼ73 年)には、すべての格差が縮小していた。男女間、地域間、職業間…全部、平等。これが低成長に入るとすべて開いてく。このことを発見して、世の中ってこう動いていくのかと知った時に、経済を予測するのは面白い仕事だな〜と思ったんです」

──結婚をされたのは何歳の時ですか?

「26歳です。今と物価がそれほど変わらない時代に年収300万円なのに所沢に2580万円の一戸建てを買って。経済企画庁時代にバブルが来ると予測したのに誰も信じないから"買ってやる"って思い切ったはいいけど、本格的なバブルはもう少し後だったから、子供が生まれたばかりなのに2〜3年は超貧乏(笑)。でもね、同期の結婚式で払うお金もないから技術系の雑誌で記事を書く内職を始めたことで今それが仕事になっているんだから、人生ってホントわからないものですね〜」

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