――生まれてはじめて、スケートから離れる期間があった。

 はい。そしたら、不思議ですよね、気づけばフィギュアスケートがやりたくてたまらなくなっていたんです。何だったら骨折を口実にして、このままスケートを辞めてしまおうと思っていたぐらいだったんですが。そのうち自然に、スケートのビデオをテレビで観たりだとか、骨折している状態でもできるトレーニングを自分からするようになっていて。
 その時、自分は結局フィギュアスケートが好きなんだなと、はじめて気づくことができました。そして、もっとスケートが上手くなりたいと強く思うようになったんです。

――まさに「怪我の功名」ですね。

 そうなんです。怪我が原因で競技をやめてしまうアスリートの方は多いと思うんですが、僕の場合は気持ちに火が付くきっかけになったので、逆にすごくラッキーだった。それからは、以前よりもさらにフィギュアスケートにのめりこんでいきましたね。

〈明日の質問は…… Q3. 「子どもには、嫌なことでもやらせるべき?」です。〉