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「世界大学ランキング1位」は受験生に何を問うか。

世界の名門大学「オックスフォード大学」【対策編】

■日本人が合格するには

 日本の高校から、オックスフォードを含むイギリスの名門大学に出願する際には、少し特殊な準備が求められます。

 イギリスでは大学に入学するかなり前に専攻を決め、高校の段階で自分の専攻科目をすでに履修していきます。従って、イギリス国外で教育を受けた学生は、高校を卒業後に“Foundation course”という1年間のイギリスの大学入学に必要な準備コースを履修する必要があります。この Foundation Course は、直訳すると「基礎コース」のような意味で、イギリス国内のあらゆる場所で開校されているものです。イギリスに渡り、1年間履修するケースがほとんどです。代替の方法として、一度日本の大学に入学をして一年間過ごし、イギリスの大学を受験する方法もあります(しかし、あまり一般的に見られる方法ではなく、認められないケースもあります)。このように、入学資格を得るためにはコスト・時間の両方が必要となり、出願している留学生はそれ相当の準備をしているものです。

 まとめですが、イギリスの大学入学システムにおいては、ペーパーでの試験がかなり重視されていることを念頭に置かなければいけません。オックスフォード入学を真剣に考えている学生は、試験でいいスコアをとるよう取り組まなければいけません。出願前にコースを選ぶ必要があるので、その分野の適切な知識を身につけた上で、今後どのような進路を取りたいのかを再確認しておくことも重要です。コースを選ぶのが遅くなってしまった学生は、できるだけたくさんの主題を読んで、関連する知識を自分のものにして面接に備えるといいでしょう。

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山内 勇樹

やまうち ゆうき

株式会社Sapiens Sapiens代表取締役。留学コンサルタント。1980年長崎生まれ、広島育ち。高校時代は体育高校で偏差値39だったが、高校卒業後アメリカ・カリフォルニア州に渡米。公立短大であるLong Beach City Collegeへ入学後、編入でUCLAに入学、卒業。脳神経科(Neuroscience Major)専攻。2006年より、日本にて、留学サポート・英語指導に関するサービスを提供。英語力はTOEIC990点満点、TOEIC SW400点満点。Sapiens SapiensHP:http://sapiens-sapiens.com/



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