■グラビアを引退した理由とは

 

 グラビア以外にも、彼女はさまざまな仕事をしていた。撮影会、舞台、アイドル…そして、Rano Rarakuとしてのユニット活動だ。関西のギターリストと組み、様々なライブに出演。声優を目指していた彼女にとって、歌もやりたかったことの1つ。グラビアと並行しつつ、積極的に活動をしていたのだが…。

「一緒に組んでいたギタリストの人が亡くなってしまったんですよね。Rano Rarakuの曲は、すべてギター1本でやる曲だったので、ボーカルの私だけじゃライブに出られない。

 だから、しばらく活動休止していたんです。でもこのままじゃ、彼が残したかった曲とかユニットの曲がどんどん消えてく。そんなの、絶対に嫌だ!って」

 代わりのギターリストを探すことも考えた。でも他人に自分たちの曲を弾いてもらうのは絶対に受け入れられなかった。
「だったら、自分でギターを弾けばいいんだ!って(笑)一度始めてみたら、ギターを弾くのが楽しくって!へたくそですけど、大好きだから負けたくないって思えるんですよね。 

 今まではグラビアやってみたり、舞台やってみたり、アイドルやってみたり…変な言い方ですけど、数撃ちゃどれかヒットするだろって感じで活動してました。でも、ギターは違う。ギターは、死ぬまで弾いていたいって思えるんです」

 ギターと出会って数年後。彼女は、ブログでグラビア引退を表明した。その理由は何だったのだろうか。
「最初はグラビアをしながら、一人でRano Rarakuとしてライブに出演していました。でも、このままでは“グラビアアイドルがちょっとギターを弾いてみてる”と思われかねないし、自分もグラビアアイドルでいることに甘えてしまうかもしれない。そうならないためにも、グラビアを引退してギター1本でやってみたいと思ったんです」

 引退は彼女にとって、今までで一番の大きな決断になった。

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