【井口新監督が取り入れる「メジャー流」とは。変化するファンサービスの形】 | BEST TiMESコラム

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井口新監督が取り入れる「メジャー流」とは。変化するファンサービスの形

井口資仁監督に聞く。Q6. 日米でプレーされて感じる「野球文化」の差は何でしょうか?

「BEST T!MES」連載30問30答、2018年最初に登場するのは2017年の雪辱を期す千葉ロッテマリーンズの新監督・井口資仁氏。メジャーリーグでワールドシリーズチャンピオンを2回経験するなど「世界」でも一流の成績を残した井口氏が感じる「日米野球文化」の差。

アメリカで知った「プライベート」空間

 ファンの方のマナーというか、それによるファンと選手の関係性には違いを感じますね。

 選手は球場でできるだけファンからのサインの求めに応じる。その代わりファンは、選手がユニフォームを脱いでいるときはサインを求めない。米国では、そういう習慣が確立されています。

 僕自身、メジャーリーグでプレーしていたころ、プライベートタイムでサインをしてほしいと頼まれたことはありません。また、家族と一緒の場面では、声さえかけられたことがありません。

 選手側は、ファンの方たちのそういう姿勢を重く受け止めています。だからこそ、試合前の練習の合間に、スタンドまで出向いてサインをしたり、ベンチの上からボールを受け取ってサインをして返す、というファンサービスをできるだけしようとしているんですね。

 

 日本の球場の場合、フェンスがあったりして、メジャーリーグとまったく同じようにファンと接するのは難しいのかもしれませんが、それでも、見習うべき習慣だと思いますね。

 だから、今年からマリーンズでは、球場でファンへサインをする姿勢を徹底します。選手にも「ノックの前に5~10分早めにグラウンドに出て、サインをしよう」と伝えました。

 そうすれば選手側も、例えば移動中の駅とか、宿泊先のホテルとか、サインをするのにふさわしくない場所では、断りやすくなりますからね。ファンの方たちの立場で言えば、球場でサインをもらえないから、ホテルで出待ちをしたり、食事をしている席で声をかけるしかない、という言い分になるわけで……。

 選手は、ユニフォームを着ているときは時間の許す限りサインの求めに応じる。その代わり、プライベートタイムではファンはサインを求めない。日本球界でも、そういう習慣を築けたらいいですね。

〈明日の質問は…「Q7.日米でプレーされて感じる「メディア」の差は何でしょうか?」です〉
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井口 資仁

いぐち ただひと

1974年12月4日生まれ。東京都田無市(現:西東京市)出身。千葉ロッテマリーンズ監督。97年逆指名で福岡ダイエーホークス(現:ソフトバンクホークス)に入団。走攻守三拍子揃った選手としてレギュラーとして活躍する。2005年にはシカゴホワイトソックスに入団。ワールドチャンピオンに二度輝く。その後、09年に千葉ロッテで日本復帰。昨年現役引退を発表。


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