【ヒロシ「あるある」のつもりだった「自虐ネタ」】 | BEST TiMESコラム

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ヒロシ「あるある」のつもりだった「自虐ネタ」

ヒロシさん11月毎日更新 Q1 「ヒロシです」誕生のキッカケは?

ヒロシさんに聞く、芸能界で見た「天国」と「地獄」の話。30問30答!毎日更新。まずは、一世を風靡したネタ「ヒロシです」誕生秘話について。

原点は「あるある」

 

 原点は「あるある」ですね。もともと僕って漫才スタイルだったんです、コンビを組んでて。でもコンビ時代から、一言で笑いのとれるあるあるネタに興味がありました。当時ふかわりょうさん、つぶやきシローさん、いつもここからさん――僕は“3大あるある芸人”と呼ばせてもらっているんですけど――が売れていて。なんとなく気になっていた。

 それでコンビが解散することになって一人になったとき、やってみよう!と。

 そうなんです、今は「自虐ネタ」と呼ばれていますが、僕としては「あるあるネタ」だったんですね。始めたときは共感を得るものだと思っていたんです。

 最初は「キャバ嬢ってコンビニでカゴ一杯買い物をする」とか、そんなネタにもならないようなものを一杯書いていました。彼女達ってコンビニで値段見ないでどんどん買うじゃないですか。当時お金が全然なかった僕はその光景が衝撃的で。それでレジでその後ろですごく待たされるという。結局そうやって思いつくものを書いてみたら、出てくるのは愚痴と女の人の悪口ばかり。

 

いつここの山田さんが背中を押してくれた

 僕もこれはいけないと思って、仲が良かった、いつここ(いつもここから)の山田さんにノートを見せたんです。「こんなモノだめですよね?」と言って。そしたら「いいじゃない」と背中を押してくれて、そこから固まりましたね。

 ネタ初めの「ヒロシです」、これ自体にあまり意味はなかったんです。僕としてはただの「ブリッジ」のつもりでした。ブリッジを入れてネタ、ブリッジを入れてネタを言う感じにしよう、というのが漠然と頭の中にありました。それは、いつここさんやふかわさんが入れていたからですね。

 じゃあ僕は何を入れようかと思って、名前にしたら面白いなと思いなと。「ヒロシ」にしたのは親しみやすそうだから、というのが理由です。生島ヒロシさんから拝借しました。

 そうやってネタを作りはじめて1年も経たないうちに、あれよあれよとTVに出させていただけるようになりました。

明日の質問は…〈Q2 「ヒロシです」が突如ブレイクした理由は何だと思いますか?〉です。
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撮影協力:東京ベイ有明ワシントンホテル

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ヒロシ

ひろし

ヒロシ・コーポレーション所属(サンミュージック企画業務提携)

お笑い芸人。漫談師、ベーシスト、俳優。


 



本名、齊藤 健一(さいとう けんいち)。 熊本県荒尾市出身(福岡県大牟田市生まれ)。 九州産業大学商学部商学科卒業。身長175センチメートル、体重70キログラム、血液型はO型。 趣味は釣り、キャンプ、キャンプグッズ集め、家庭菜園、バンド活動(ベース担当)。特技は「あるんだったらテレビに出てるよね」(ヒロシ談)。小型船舶操縦免許取得。自身のいらだちを熊本弁でつぶやく「ヒロシです」が人気を博し、一躍お茶の間の人気者に。最近では、カラオケ喫茶「ヒロシの店」をオープンさせるなど活動の幅を広げている。


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