新しい生活で平穏な日々を取り戻すが、井伊家嫡男の虎松(直政)が、井伊家再興に執念を燃やす。

ーー菅田将暉さん扮する虎松を見た時の印象は?

「時の流れがあるとしても“(寺田)心君が菅田君になった”という驚きはあります(笑)。でも、面影がないわけではないんです。ちょっとブルーの同じ色の着物だったり、前髪があると幼く見えるし、扮装で工夫されている。少しあどけなさが残る青年で帰ってきてくれました。違和感なく受け入れられましたよ」

ーー撮影が始まって手応えは?

「直政について僕はパーフェクトな男というイメージがあったのですが、劇中の直政はとんでもない奴(笑)。演じてみて感じるのは、直政はバイタリティ、生命力がすごく強いこと。井伊という家名を今一度自分が奪い取るみたいな気持ちを純粋に持ちながら、周囲を怒鳴り散らす。演じていて、すごく気持ちいいです(笑)」

ーーご自身は直虎の今後についてどんな関心を抱いていますか?

「万千代(虎松)が直政になっていく過程で、おとわ(直虎)という人物がどう絡んでいくんだろうって。今は万千代と直虎さんは喧嘩ばかり。井伊家再興を求める万千代と、頑なに拒否する直虎。全然受け入れてもらえないし(直虎を)「殺す!」とか言われてしまっているし。直虎さんの言動がどうやって万千代の糧になっていくのか。丁寧に描かれていくんだろうなって。私自身も楽しみにしています」

「歴史人」2017年11月号より)