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知らないと恥ずかしい! 日本にある「世界最大のお墓」とは?

ピラミッドでも始皇帝陵よりも大きい約46万平方メートル!

日本の美点を振り返ろう!! そんなコンセプトで世界から絶賛されている、知っている様で知らない、日本の食・技術・カルチャー・経済を紹介する『世界が絶賛する日本 われわれが知らない進化する真価』(Japan's best編集部)。同書より、世界に影響を与える、日本の歴史・文化を紹介します!

課役を免じた仁徳天皇の厚い治世

 古代、王の偉業を誇示する象徴として、世界各地で巨大なお墓が建築されてきました。

 もっとも有名なのは、エジプトのギザにある巨大ピラミッド群でしょう。しかし、そのピラミッドよりも大きく、世界最大の面積を誇るお墓が日本にあります。

 それは4世紀から5世紀にかけてつくられた、大阪の堺市にある仁徳天皇の仁徳天皇陵(大仙古墳)です。前方後円墳のなかでもっとも大きく、その面積は約46万平方メートル、高さ34メートル、最大長が840メートルで、最大幅は654メートルにもなります。クフ王のピラミッドは約5万3000平方メートルですから約9倍、約12万2500平方メートルの奏の始皇帝陵と比べても3倍弱。当時の天皇の高い統治力が想像できるものとなっています。

 仁徳天皇陵をつくるのには、非常に多くの人手と時間が必要で、当時の技術では3000人で作業をしたとしても15年以上かかったのではないかといわれています。

墓域面積は世界最大であるといわれる大阪府堺市の仁徳天皇陵古墳。

 ではなぜ、この巨大な古墳がつくられたかといえば、それは仁徳天皇の厚い治世にあったと考えられています。人民の家々から炊飯の煙が立ちのぼらないようすを見て課役を免じ、自らに倹約と耐乏を課して3年間の税を免除したという逸話や、「天の君を立つるは是百姓の為なり(日本書紀)」といった格言も残っているなど、その善政が民の心をつかみ、多くの信頼を得たことで、このような巨大な古墳がつくられたというわけなのです。

 また、この仁徳天皇陵は江戸時代にはすでに盗掘されていたようで、江戸時代には後円部の埋葬施設に長持型石棺が認められています。さらに明治5年に行われた発掘調査の際には、石棺の東側に甲冑とガラスの杯、さらに北東側に鉄刀20口が確認されています。

 現在は、歴史的な検証の調査であっても「皇霊の安寧を守るため」という理由で立ち入りが禁止されていますが、堺市の観光地として、市民からは「御陵さん」と呼ばれ親しまれています。

世界が絶賛する日本 われわれが知らない進化する真価』より

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