久米宏さん(81)が肺がんで死去。歌番組「ザ・ベストテン」報道番組「ニュースステーション」の司会で一世を風靡

一世を風靡した報道番組「ニュースステーション」(テレ朝)のキャスターなどを務めたフリーアナウンサーの久米宏(くめ・ひろし)さんが1月1日に肺がんで亡くなっていた。81歳だった。葬儀はすでに近親者のみで執り行われたという。
久米さんは、1944年7月14日生まれ。埼玉県出身。67年、早稲田大学政経学部卒業と同時に、TBSに入社。音楽番組「ザ・ベストテン」やバラエティー番組の「ぴったしカン・カン」などの司会で人気を博した。
79年にTBSを退社した後はフリーアナウンサーに。85年に始まったテレ朝系の報道番組「ニュースステーション」で、2004年まで18年半にわたりメインキャスターを務めた。
久米さんの歯に衣着せぬ物言いを前面に打ち出したことで当時高視聴率を叩き出し、報道番組として「ニュースステーション」は独走状態に。
一方で、政治家らを厳しく追及・批判する姿勢は、政党や政治家から激しい反発もあった。後に久米さんは「ニュースは民放テレビの重要な柱だ、ということを証明できた」と語っていた。
20年にTBSラジオの番組「久米宏 ラジオなんですけど」が終了した後は、インターネットなどで発信をしていた。50代以上の視聴者にとっては右に出る人はいないほどの名司会者として名を轟かせた。久米さんはまだまだお元気でいると思っていただけに、非常に寂しい思いがする。
妻・久米麗子さんのコメントが発表されている。
久米は、最後まで“らしさ”を通したと思います。 大好きなサイダーを一気に飲んだあと、旅立ちました。 まるでニュースステーションの最終回でビールを飲みほした あの時のように。自由な表現者として駆け抜けた日々に悔いは なかったと思います。 常に新しいことに挑み、純粋な心で世の中の疑問を見つめる人 でした。彼は若いスタッフが大好きでした。 楽しそうに他愛もない冗談を交わし合うひと時は、かけがえの ない時間だったに違いありません。 そして何よりも、多くの皆さまに向けて自分の思いを偽らずに 発信できることが、彼の最大のモチベーションでした。 本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。 久米 麗子
文:BEST T!MES編集部
