永田町Vシネマ「維新西遊記」の配役表【適菜収】 連載「厭世的生き方のすすめ」第24回
【連載】厭世的生き方のすすめ! 第24回
維新の会の愚劣な面々を『西遊記』の登場人物に見立てたらどうなるのか。そこには崇高な経典など存在しない。あるのは、欲望と打算が渦巻く「Vシネマ」のような寒々しい光景だけだった。誰が豚で、誰が河童か。維新ウォッチャーでもある作家・適菜収氏が映像の構想を明らかにする。当サイト「BEST T!MES」の長期連載「だから何度も言ったのに」が大幅加筆修正され、単行本『日本崩壊 百の兆候』として書籍化された。連載「厭世的生き方のすすめ」では、狂気にまみれたこのご時世、ハッピーにネガティブな生活を送るためのヒントを紹介する。

◾️「政界の雨合羽」松井一郎
高市早苗が維新の吉村洋文に「腹をくくってやっていこう」と呼びかけたそうな。ゲロが出る。旧安倍派の裏金議員たちも順調に復帰。統一教会「世界日報」は自民と維新の接近にエールを送っていた。「事実は小説より奇なり」というが「事実は映画よりも奇なり」である。
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私は高校生の頃、映画に関する仕事に進むか、詩人になるか迷ったことがある。結局、どちらの道にも進まなかったが、それでも映画を撮りたいという情熱はまだ残っている。しばらく前に『維新西遊記』というタイトルを思いついた。『西遊記』の物語に沿った形で、世間を騒がせた維新の顛末を描いてみようと思ったのだ。
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配役も決めた。玄奘三蔵(チンイ)役は菅義偉。その子分の孫悟空(サル)は橋下徹、沙悟浄は「政界の雨合羽」こと松井一郎、猪八戒は馬場伸幸。これは異論をはさむ人はいないと思う。ドリフの西遊記『飛べ!孫悟空』に登場するアホ面の馬役は吉村にお願いしたい。

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しかし、表に出せないような仕事で多忙を極める人たちでもあるので、映画に出演してくれる可能性は極めて低い。そこで、代役を探す作業から始めた。中輪手というステーキ屋にいた主人は眠そうなトロンとした目を含めて、菅そっくりだったので、オファーする予定。
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橋下の代役は、文化放送で構成台本を書いている人。「おはよう寺ちゃん」という早朝の番組にたまに出ていた頃、プロデューサーの千吉良さんが「この人、橋下そっくりでしょ」と紹介してくれた。私は大笑いしたので、その人にはよく思われていないかもしれない。でも是非出てほしい。

松井の代役はVシネマ俳優の小沢仁志。顔も似ているが、同じようなチンピラ臭を醸し出している。
吉村の代役は吉村に顔が似ている某AV男優。ちなみに韓国にはイ・ソジンという俳優がいるらしい。
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馬場は暇そうだから、ギャラを弾めば、本人が出演してくれるかもしれない。
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映画音楽にはドリフの「ゴー・ウエスト」を使う。菅が中心に立ち、その周りを橋下や松井、吉村といった子分たちが手をすりながら、ニンニキニキニキ、ニンニキニキニキと歩く。それだけでも面白い。スポンサーがつくならすぐにでも脚本を書く。

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孫悟空は股から如意棒を出したりもする。「都構想」という名の大阪市解体に失敗すれば、チンイの呪文で緊箍児(きんこじ)が締め付けられる。もっとも現実の維新は『西遊記』のような牧歌的な冒険活劇というより、汚いカネのにおいがプンプンするVシネマ、あるいは変態モノのAVに近いのかもしれない。
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