〝お米券〟が配布されるだけで批判的に騒がれてしまう お米が大好きな日本人【谷龍哉】
お米券は元々ほかの選択肢にある「ギフトカード・現金給付・プレミアム付き商品券」などと比べて経費率が高かったわけではなかったところに、更に負担軽減策が打ち出されたことでお得感が出たのではないでしょうか。(注3)
何をするにも経費はかかるもので、必要経費を中抜きだと言い始めれば、どんな政策も中抜きのオンパレードで何も出来なくなってしまいます。
例えばプレミアム商品券は、多くの市区町村で申請受付の窓口、商品券の販売及び換金などの各種業務を各業務に精通している「商工会議所・商工会、郵便局、地域金融機関、その他民間事業者」などに業務委託して実施しており、委託先が変わるだけで経費が必要になることに違いはありません。(注4)
お米券を選ぶかは地方自治体に委ねられているわけで、市民の声に耳をかたむけながら、地方自治体ごとに適切な選択肢を交付金で活用すればいいんじゃないかなと考えています。
どのような形であれ公平に市民の負担が軽減されれば、結果的に高騰したお米を買うときの負担が軽減されることに繋がっていくはずです。
ただし、市民のなかにはお米農家のみなさんも含まれていることを忘れてはいけません。お米券を配布するということはお米を積極的に買ってもらえるようするための政策であり、高騰したお米を買い支えることはお米農家のみなさんを支えることに繋がります。
SNSなどでお米券を過剰に叩いている人たちに影響されることのないよう冷静に世の中を見守りつつ、こたつにでも入りながら様々な形で物価高対策が進められているんだなと理解しながら、お米を美味しく食べるのが一番ですよ。
注3)[農家の特報班]なぜお米券?採用自治体に聞いてみた https://www.agrinews.co.jp/news/index/352096 注4)プレミアム付商品券 https://www5.cao.go.jp/keizai1/premium/index.html
文:谷龍哉
