“サンリオに匹敵する存在になり得る”中国の人気キャラ「ラブブ」人気失速か 株価が高値から4割超下落

日本始め世界的に人気のキャラクター「ラブブ」を手がける中国の玩具大手「泡泡瑪特(ポップマート)」の株価が急落していることが30日、分かった。
一時は急騰し、2025年8月に最高値を付けたが、生産増で希少性が薄れたか失速。29日までに株価は4割超下落したという。好調な時は『サンリオに匹敵する存在になり得る』とも言われていたが、黄信号がともった形だ。
ラブブは、香港人イラストレーターによるウサギのような耳やギザギザの歯が特徴のキャラクター。2024年に人気アイドルが身につけたことがキッカケで東南アジア、欧米でも人気に火がついたが…。中国のメディアなどによると、品薄や限定フィギュアの高額取引が話題になり、香港株式市場で買いが集中。株価は25年初めから8月にかけ約3.8倍を記録した。しかし中国で商品の供給が増加すると中古価格が崩れ、投機的な資金が引くなど株は売られ、米国の年末商戦でも売れ行きが鈍化してしまったようだ。
文:BEST T!MES編集部
