松竹名誉会長・大谷信義さん死去。80歳、多臓器不全のため…映画「男はつらいよ」など携わる

松竹名誉会長の大谷信義(おおたに・のぶよし)さんが10日午前、多臓器不全のため死去した。80歳だった。東京都出身。葬儀・告別式は近親者による密葬で執り行った。後日、お別れの会を開く予定という。
大谷さんは松竹創業者の一人、大谷竹次郎の孫。1968年に慶応大法学部法律学科を卒業し、松竹に入社。映画「男はつらいよ」シリーズの宣伝などに携わり80年に映画営業本部長、82年に常務、84年に専務、98年に社長に就任した。
その後は2007年に代表取締役会長、23年に取締役名誉会長、24年に名誉会長を歴任した。そのほか、2010~14年に日本映画製作者連盟会長、14年~今年5月まで同顧問も務めている。
文:BEST T!MES編集部
