井口綾子さんとM-1ファイナリスト9組をガチ分析!「今回はお笑い好きじゃないと知らないコンビも多い」
井口綾子さんM-1予想インタビュー #前編

12月21日にいよいよファイナルを迎える、M-1グランプリ。今年は決勝進出が4組とフレッシュなコンビも参戦となり、お笑い界の新時代を予感させる。決勝戦直前!BEST T!MESでは、お笑い好きのタレント・井口綾子さんに予想を聞くロングインタビューを敢行した。まず《前編》では、準決勝に進出した9組の振り返りを中心にお届けしよう。
■2015年からずっとM-1に熱視線
ーーM-1グランプリ2025年の予想の前に、まず井口さんがお笑い好きになったきっかけを教えていただけますか。
井口綾子(以下、井口):小学生ぐらいから本当に大好きなんです。家族でご飯を食べる時にはずっとバラエティ番組が流れている家庭でした。番組だと「エンタの神様」の世代です。お笑いを分析するとかではなくて、シンプルに楽しんでいました。その頃はコントの方が見やすいと思いましたけど、だんだん漫才も好きになりましたね。「M-1グランプリ」(以下、M-1)への思いが強くなったのは、2015年にM-1が再開した頃からです。
ーーM-1の何が井口さんのお笑い熱に火を着けさせたんですか。
井口 M-1って芸人さんがめっちゃかっこいいんです。M-1は毎年4分間のMVを作っているんですけど、私、あれが好きすぎて。芸人さんたちが、わずか4分間の舞台のためにどれだけの想いを込めているのか、そのストーリーにすごくグッと来るんです。毎日10回くらいは繰り返し観て、観るたびに毎回泣いちゃうみたいな。本当に大好きですね(笑)。
ーーちなみに、普段はどのように情報収集をされているんですか。劇場に行かれたりとか?
井口 以前はルミネとか、渋谷のヨシモト∞ホール(現・渋谷よしもと漫才劇場)も近くだったのでよく行っていました。最近は劇場にあまり行けてなかったんですけど、また行こうかなって思ってます。あとは「チャンスの時間」(ABEMA)を観たりとか。でも、やっぱりM-1ですね。M-1の準々決勝とか準決勝で注目株を見つけて、追っていったら「チャンスの時間」に出るようになって注目したり、というのもあります。
ーーやっぱり井口さんの軸足はM-1なんですね。これまでの開催回で、思い入れのある年度は?
井口 令和ロマンさんが初優勝した2023年ですね。それまでは全組好きで観ていたんですけど、その年に初めて令和ロマンさんにすごく肩入れして観たんです。2021年くらいのM-1で令和ロマンさんのネタを初めて観てめっちゃ面白いと思って注目しはじめたら、2022年の敗者復活で負けて、悔しい思いをしました。それで2023年に令和ロマンさんが決勝進出してトップバッターから優勝して本当に嬉しかったですね。
ーーさて、そろそろ本日の本題のM-1グランプリ2025年の予想に参りましょう。12月4日に決勝進出の9組が決定しました。9組の顔ぶれを見てご感想は?
井口 準決勝は会場に行って観ました。準決勝に出場されたみなさん面白かったですし、その中でも決勝進出した9組って特に面白かったです。ちゃんと実績がある芸人さんたちが審査されてるだけあって、バランスもすごいいいし、今年のM-1決勝も間違いなく盛り上がりそうです。
ーー今年の決勝も、連続出場している優勝候補組から、返り咲きの決勝進出組、初進出組までバラエティ豊かですね。
井口 今回、お笑い好きじゃなかったらたぶん知らないだろうなというコンビも多い感じがします。豪快キャプテンさんは何年も前からずっと決勝本命みたいに言われていますけど、お笑い好きじゃないと名前も知らないかもしれません。めぞんさんとか、たくろうさんもそうですね。
