沖縄公演の表現が波紋…ビジュアル系バンドのグランギニョルが活動休止を発表。事態を重く受け止めて…
▲グランギニョルが活動休止を発表(Xより引用)
ビジュアル系バンド「グランギニョル」が14日までに、公式Xを更新。当面の間、活動を休止することを発表した。「『グランギニョルよりお知らせ』先日の沖縄公演に関しまして、多くのご意見・ご反響をいただいております。このたびは、私どもの配慮および説明不足により、多数の方々にご迷惑ならびにご不快な思いをおかけしましたこと、心よりお詫び申し上げます」と謝罪。
続いて「本公演においては、グランギニョルなりに沖縄の歴史について学ばせていただいた上で、ライブコンセプトの一部として表現に取り入れさせていただきました。しかしながら、その表現が結果として不快感や誤解を招いてしまったことを、重く受け止めております。決して沖縄の歴史を侮辱する意図はございませんでしたが、その点について十分な配慮が欠けていたことを深く反省しております」とつづった。
さらに、「また、公演会場様に対しましても、私どもの説明不足により多大なご迷惑をおかけいたしました。会場様は本件とは一切無関係でございますので、お問い合わせや抗議のお電話・ご連絡等はお控えくださいますよう、何卒ご理解とご協力をお願い申し上げます。今回の事態を厳粛に受け止め、本日より当面の間、グランギニョルとしての活動を休止させていただくことといたしました。活動再開の時期につきましては、改めて決定次第ご報告させていただきます」とした。
同グループは今月10~12日、沖縄県那覇市のライブハウスOutputで「三連夜 沖縄単独公演『ひめゆり学徒隊』」開催を予定していたが…。同バンドをめぐっては、①沖縄公演名が「ひめゆり学徒隊」であることや②ひめゆり平和祈念資料館所蔵とみられる学徒の写真に加工を施したものを公演宣伝ビジュアルに使用するなど、目に余る行為が見受けられ、ひんしゅくを買っていた。
会場のOutputは、14日までに公式X(旧ツイッター)で「10日・11日の昼の部に行われたライブに関しまして、会場レンタルという形で場所を提供していた為、ライブが始まるまでは内容などは全くわかってなかったとはいえ、フライヤーなどの背景加工などにも気づかずに、たくさんの人を深く傷つけてしまったことに、場所を提供してしまった会場にも非があり、本当に申し訳なく思っています。
平和を発信するイベントをたくさん行ってきただけに、今回の事を悔やんでも悔やみきれません。ライブハウスのライブを見て元気になってもらいたくてライブハウスを続けています。ですが沢山の人を不快に深く傷つけてしまったこと、場所を提供した立場として本当に申し訳ありませんでした」と謝罪している。
文:BEST T!MES編集部
