俳優・中島ゆたかさん、大腸がんのため死去…73歳、東映「トラック野郎 御意見無用」などに出演

東映は4日、俳優・中島ゆたかさんが11月27日午後11時15分に大腸がんのため、神奈川県の自宅で死去したことを発表した。
73歳だった。
中島さんは1952年10月5日、茨城県水戸市出身。
1971年にミス・パシフィック日本代表に選出され、同年開催の世界大会第2位に輝き1973年、映画「夜の歌謡シリーズ 女のみち」(山口和彦監督、主演・梅宮辰夫)で銀幕デビュー。
同年、「日本映画プロデューサー協会新人賞」、翌74年に「エランドール賞新人賞」に輝き、頭角を現した。
その後、「激突!殺人拳」(1974年小沢茂弘監督)をはじめとする千葉真一主演のシリーズものにヒロインとして多数出演。
75年の「トラック野郎 御意見無用」(鈴木則文監督)では、ヒットシリーズ第1作のヒロインをつとめた。
また、テレビの2時間ドラマや時代劇でも大活躍していた。
東映によると、中島さんは3年前に大腸がんを患い、手術ののち、闘病しながら仕事を続けていたという。
最後の仕事は今年7月6日、新文芸坐で行われた“公開50周年記念 トラック野郎・銀幕を駆ける一番星”の「トラック野郎 御意見無用」上映時の舞台あいさつに登場。
同シリーズの主題歌を作曲・歌唱した宇崎竜童(79)と一緒に主題歌を披露した。
なお、葬儀はすでに家族葬として執り行われた。
文:BEST T!MES編集部
