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サイバーエージェント、藤田晋氏が「社長引退」!50代での決断にあっぱれ

▲藤田晋

 11月14日、サイバーエージェントの創業社長、藤田晋氏(52)が社長の座を退くことが明らかになった。代わって12月12日より、サイバー社の生え抜き山内隆裕氏が社長に就任し、藤田氏は会長職になる。

 藤田氏は自身のブログもあわせて更新、想いをつづった。

 60代、70代になっても会社に居座る創業社長が多い中で、「もうじき私が50歳になる時に、10年後の想定をした『藤田晋(60)」と書かれた資料を見て、交代を決意しました』と、藤田氏は50代の節目で早くもトップの座を退くことを決めたという。

 後継者選びは2022年春からスタートしており、「最初に16人の後継者候補を指名し、社長研修を行いました。この研修が本当に有意義で、社長になるのは1人だけですが、参加者全員の意識が変わっていきました。私自身も、自分がそれまで経験と勘でやっていたことを言語化する必要性に気づき、『引き継ぎ書』を作成しました。この研修を終え、当初(2022年)は、4年後に社長を交代すると宣言していたので、2026年のはずでしたが、結果的に少しだけ前倒ししました」とそのプロセスを説明。

 今後については、「社長交代を機に引き継ぎを開始し、スタートが藤田100山内ゼロだとしても、これを段階的に引き継いで、4年後を目処に8割がた引き継ぎ、藤田20山内80くらいにするイメージで」事業継承を行いたいという。

 最後に、しっかりと自著『勝負眼』の宣伝につなげ、投稿をしめくくった。

文:BEST T!MES編集部

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