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Zoffやデニーズ「事実関係を調査中」。江口寿史氏の”トレース問題”を巡って…

産経ビジュアル,江口寿史▲江口寿史氏

漫画家でイラストレーターの江口寿史氏が「中央線文化祭2025」(10月18~19日、ルミネ荻窪)のメインビジュアルを、本人の承諾なしに「インスタに流れてきた完璧に綺麗な横顔」をモデルに用いて描き、物議を醸したいわゆる“トレース問題”。他のイラストについても4日、メガネチェーンの「Zoff」とファミリーレストラン「デニーズ」が「事実関係を調査中」と声明を発表した。

Zoffは公式SNSで「過去キャンペーン企画で使用されたイラストについて」と題し「江口寿史氏とのキャンペーン企画で使用されたイラストについて、多くの皆さま、該当モデルの方にご心配、ご迷惑をお掛けしており、お詫び申し上げます。現在、事実関係を精査しております。確認が取れ次第、あらためてご報告いたします」とした。同社は2018年に、江口氏が描き下ろした“理想のメガネ男子・メガネ女子”のイラストを店舗に飾るキャンペーンを実施している。

また、デニーズジャパンは公式サイトで「当社の広告等媒体物のイラストについて」と題し「当社が運営するレストラン『デニーズ』で使用している江口寿史氏デザインのイラストにおいて、その制作過程について現在確認作業を進めております。お客さまをはじめ、ステークホルダーの皆さまにはご心配をおかけしており、深くお詫び申し上げます。事実関係の確認が取れ次第、今後について適切な対応を行う予定です」と謝罪をした。同社は今年も、江口氏がメニューブックやポスターを手掛けている。

江口氏自身は3日、自身のSNSで「中央線文化祭のイラストは、インスタに流れてきた完璧に綺麗な横顔を元に描いたものですが、ご本人から連絡があり、アカウントを見てみたらSNSを中心に文筆/モデルなどで発信されている金井球さんという方でした。その後のやり取りで承諾を得たので再度公開します」と経緯を明かしたが、問題の本質を江口氏は全然、理解していない!? 本人の許諾を得たから再度公開するとは、メチャクチャな話。江口氏の対応も含め、まだまだ炎上は収まりそうにはない。

文:BEST T!MES編集部

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