小泉進次郎が総裁になったら企業の設備投資は飛躍的に伸びる!?【密着自民党総裁選2025 #3 林直人】
密着自民党総裁選2025 #3 林直人

■無形資産時代に企業は経費で資産を増やせる時代がやってくる
この政策はYouTube全盛の今だからこそ非常に価値がある。
資産というとかつては工場やなんらかの土地・ビルをイメージする人が多かったが、いまやYouTubeもまた資産なのである。一回動画を上げれば10年以上にわたってそこからお客さんが流れ込んでくることもあるのがネット社会である。こうした資産形成に役立つ経費がその年のうちに認められるのであれば、投資を拡大したいと思う小規模事業者は多いはずだ。
この政策は大銀行とも付き合いがあり、万全の経理を行っている大企業よりもむしろ、起業したばかりの若者などこれから下剋上を狙う人間にこそ刺さる政策だ。小泉進次郎候補が開明的な候補で、ベンチャー気質があるといえる側面だ。
■企業が経費で資産を増やせるというのは一種の無税国家に近い
企業がその年のうちに認められる経費で資産をどんどん増やせるというのは、ある種の無税国家に近い。現金を残すのであれば税金がかかるが、現金を半永久的に生み出す資産を残すのであれば税金がかからないというのはチャレンジする人にとってこれ以上ない福音である。
大企業株や都心の不動産を中心に恩恵がある量的緩和をこれだけ物価高になった今さらに進めていこうとする無謀な候補よりも、むしろ実体経済の中で活躍する若い起業家を育てたい。そう考える小泉進次郎候補は、まさに令和の改革者になれる可能性がある。父・小泉純一郎氏の系譜を受け継ぐ政治家としてあるべき姿勢ではないだろうか。
文:林直人
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