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テレ朝・田中萌アナも?増加する「隣の芝生不倫」とは

門倉貴史著・不倫経済学より紹介

既婚女性の2割に不倫願望

テレ朝の清純派、田中萌アナが、番組内で共演している加藤泰平アナウンサーとの
不倫疑惑騒動で、番組を欠席している。
職場や隣近所などの、お手軽な「隣の芝生不倫」とは?
『不倫経済学(門倉貴史著)』の第2章不倫と景気の相関関係より、紹介する。

 不倫の恋に陥るのは道徳・倫理的にはいけない行為とされるが、それでも不倫をする男女、あるいは実際に不倫はしていなくても不倫願望のある男女は、国や時代を問わず一定の比率で存在する。

 日本の場合、ある調査機関が2015年8月31日~10月23日に実施したアンケート調査の結果(20代~40代の既婚女性1158人を対象)によると、既婚女性の5人に1人、約2割が「不倫願望がある」と赤裸々に回答している。

 この数字を大きいと見るか小さいと見るかは個々人で差が出ると思うが、個人的には既婚女性の5人に1人が不倫願望を持っているというのは高いような気がする。また、不倫願望のある105人の既婚女性のうち、10人に1人が「現在進行形で不倫をしている」と回答している。

新人アナウンサーの不倫の代償はデカい。

  ところで、不倫は景気とも密接な関係があると言われる。一般的な傾向として、不景気になると不倫をする男女が増加しやすい。

 たとえば、2008年9月のリーマン・ショックをきっかけとした世界的な金融・経済危機下では、英国の金融関係者が不倫に走るケースが増えた。

 これは、英国の既婚者向けの出会い系サイト「IllicitEncounters.com」が2009年12月に明らかにしたもの。現在、同サイトの会員数は38万人で、そのうち2万人が金融関係者になっているという。

 同サイトは、金融関係者の不倫が増えている理由として、金融関係者が公私ともに強いストレスを受けていることを挙げている。仕事の面では、サブプライムローン(低所得層向け住宅融資)の焦げ付き問題で社会的に非難を浴びているし、家においても給料の目減りなどによって夫婦関係が悪化しやすい。このため、公私ともつらい立場におかれて、ストレスが溜まり、精神的な癒しを求めて不倫に走ってしまうのだという。

 ちなみに、同サイトが金融関係で働く男女600人以上に不倫に走る理由を聞いたところ、1番の理由として挙げられたのは「愛されていると感じるため」であった。

 不況になると、夫の側だけでなく妻の側も不倫に走りやすくなる。というのも、不況期にはサラリーマンの夫がリストラされたり、リストラされなくても給与が減少するケースが目立って増えるので、それに伴って夫に対する愛情やリスペクトの念が薄れ、他の男性が魅力的に見えてくるからだ。

  なお、不況になると不倫が増えることは確かだが、不況時は全般的にカネ回りが悪くなっているので、お金があまりかからない不倫が流行しやすい。たとえば、米国の場合、リーマン・ショック後に、「隣の芝生不倫」が急増した。「隣の芝生不倫」とは、長引く不況で愛人を作ることができなくなった男性が、妻の友人や近所の主婦とポップな感覚で不倫をすることを指す。とくに、景気が厳しい状況になっているアメリカの工業都市デトロイトでは男性の3割強が、「隣の芝生不倫」を実践していると言われる。日本でも、近年では「隣の芝生不倫」をする男性が出てきているようだ。

<『不倫経済学(門倉貴史著)』より抜粋>

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  • 門倉 貴史
  • 2016.02.09