“憧れ”は買収できる?──ジャングリア森岡毅CEOが仕掛けた“提灯地獄”の裏側と、デマゴーグの大衆蔑視【林直人】 |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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“憧れ”は買収できる?──ジャングリア森岡毅CEOが仕掛けた“提灯地獄”の裏側と、デマゴーグの大衆蔑視【林直人】

森岡毅CEO。「脳をマーケティングで操作すれば、誰でも消費する」。マーッケターとはデマゴーグのことか !?  タカを括ったこの物言いに後悔する日が必ず来るだろう・・・

 

■ハウステンボス再建構想も“同じ罠”か?──「300万人目標」は誰のため?

 

 森岡氏はインタビューでハウステンボスについてこう語る。

 

「本物の街に“憧れ”を設計すれば、300万人が来る」

250万人で回収。300なら儲かる」

 

 ここでも、“実態”より“印象”が先行する。

  つまり、またしてもインフルエンサー優遇・提灯空間の再演が始まろうとしているのだ。

 

■“憧れ”の正体は、情報格差ビジネスだった

 

「映える」「非日常」「夢のよう」

 その全てが、一部の“選ばれた人間”だけに与えられた虚構だった。

  森岡マーケティングの本質はこうだ:

 

① 一般人には届かない上級体験を見せる

② 「自分も行けば味わえるかも」と錯覚させる

③ 金を払って入場させ、“現実”に気づいたときには後の祭り

 

 ジャングリアにおけるインフルエンサー招待は、その縮図である。

 しかも、現実空間とは大きくかけ離れた嘘八百のイメージ画像を、いまだにジャングリア公式サイトに掲載したままじゃないか!

  我々が憧れていたのは、夢ではない。戦略的に配置された提灯投稿だったのだ。

 

文:林直人

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✴︎著者緊急告知✴︎

筆者である林直人はジャングリアの少数株主(推定5%程度)である近鉄GHD様の株を株主総会に必要な数だけ購入した上で、近鉄GHD様の株主総会でジャングリアの実態について質問する予定です。

趣旨に賛同される方、株主総会参加(100株30万円程度)・株主総会での株主提案の提出(30000株1億円程度)の近鉄GHD株取得を検討されている方は下記のメールアドレスまでご連絡ください。近鉄GHD様への共同提案などの可能性を探りたいと考えております。

yourmanifestojp@gmail.com

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林直人

はやし なおと

起業家・作家

1991 年宮城県生まれ。仙台第二高等学校出身。独学で慶應義塾大学環境情報学部に入学(一般入試・英語受験)。在学中に勉強アプリをつくり起業するも大失敗する。その後、毎日10 分指導するネット家庭教師「毎日学習会」を設立し、現在に至る。毎年100 人以上の生徒を指導し、早稲田・慶應・上智を中心に合格者を多数輩出している(2021 年早慶上智進学者38 名・7/20 時点)。

著書に『うつでも起業で生きていく』(河出書房新社)、『人間ぎらいのマーケティング人と会わずに稼ぐ方法』(実業之日本社)などがある。

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