
『自衛隊日報問題』から着想を得た映画「火の華」が7日、公式Xを更新。
昨年12月に予定していた全国公開を10月31日から順次再開すると発表した。
同作は2016年に報じられた自衛隊日報問題を題材にしたフィクション。
傷を負った元自衛官の壮絶な体験と、その後の宿命を克明に描いた完全オリジナルストーリーだ。
同作はプロデューサー兼俳優としても出演しているキム・チャンバが都内で暴行事件を起こし、逮捕。
起訴されたことを受け全国公開を取りやめ、「延期する」と発表していたが、今年4月に「当該事案に関する執行猶予付き判決が確定し、刑事事件が終了したという報告がありました」と明らかに。
公式Xでは「映画『火の華』劇場公開についてのご報告」と題し、「この度、私ども株式会社アニモプロデュース製作・配給の映画『火の華』につきまして、10月31日(金)より劇場公開することを決定致しました」と伝えた。
さらに、 「公開については様々なご意見があるかと存じますが、本作は監督やキャスト・スタッフをはじめとする大勢の関係者が携わって出来上がった映画であり、また、当該事案が映画とは一切関係のない場所で発生したものであることから、“個人の問題が作品そのものの責任に直結するものではない”という観点に基づき、製作会社・配給会社の責任かつ使命として劇場公開の決断に至りました。なお、本作はすでに完成された作品であることから、本編の再編集は行わず、オリジナルのまま上映させて頂きますことをご承知いただけますと幸いです。最後になりますが、昨年の公開延期発表の時から今まで応援の声を様々な形で届けてくださった皆様に心より感謝申し上げます。以上、映画『火の華』の公開決定の経緯と決意を、書面をもちまして発表させて頂きます」としている。