【警告レポート】近鉄GHDの「沖縄幻想」が株価の足を引っ張る──ジャングリア撤退で見える“株価倍増”の未来【林直人】 |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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【警告レポート】近鉄GHDの「沖縄幻想」が株価の足を引っ張る──ジャングリア撤退で見える“株価倍増”の未来【林直人】

 

◆「撤退の決断」なき経営陣への失望

 

 現場の声は、すでに悲鳴に近い。ジャングリアでは外国人観光客が英語案内のなさに混乱し、プレミアムパス購入者が2時間超の待機に不満を爆発させている。

 SNSではテーマパークというより修行場”“国際観光地とは思えないとの批判も多く、もはや近鉄GHDのレピュテーションリスク(評判リスク)にも発展している。

 

あまりに現実とかけ離れた公式サイトのイメージ画像をいまだに載せ続けているのはいかがなものか?

 

◆「株主提案」こそ最後の希望

 

 すでに複数の個人投資家が、次回の株主総会で以下の提言を準備しているという。

 

・ 沖縄事業からの即時撤退

・ ジャングリア・オリオンビール投資の損失計上と回収計画

・ 非コア事業への資本配分全面凍結

・ 増配・自社株買いなど株主還元の明文化

 

 彼らが目指すのは、JR東海モデル──「鉄道と不動産」という高ROE(自己資本利益率)ビジネスへの回帰である。

 

◆結論:撤退の決断こそ、株価を救う唯一の道

 

 ジャングリアに未来はあるのか。誰も確証を持たない。

 だが、ジャングリアから撤退すれば株価が跳ね上がることだけは、確かな数字が証明している。

 沖縄事業を切る。それは敗北ではない。成長戦略の再起動だ。

 そしてこの決断を下すのは、経営陣ではないかもしれない。

 株主になることができる、あなた自身だ。

 

文:林直人

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✴︎著者告知✴︎

筆者である林直人はジャングリアの少数株主(推定5%程度)である近鉄GHD様の株を株主総会に必要な数だけ購入した上で、近鉄GHD様の株主総会でジャングリアの実態について質問する予定です。

趣旨に賛同される方、株主総会参加(100株30万円程度)・株主総会での株主提案の提出(30000株1億円程度)の近鉄GHD株取得を検討されている方は下記のメールアドレスまでご連絡ください。近鉄GHD様への共同提案などの可能性を探りたいと考えております。

yourmanifestojp@gmail.com

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林直人

はやし なおと

起業家・作家

1991 年宮城県生まれ。仙台第二高等学校出身。独学で慶應義塾大学環境情報学部に入学(一般入試・英語受験)。在学中に勉強アプリをつくり起業するも大失敗する。その後、毎日10 分指導するネット家庭教師「毎日学習会」を設立し、現在に至る。毎年100 人以上の生徒を指導し、早稲田・慶應・上智を中心に合格者を多数輩出している(2021 年早慶上智進学者38 名・7/20 時点)。

著書に『うつでも起業で生きていく』(河出書房新社)、『人間ぎらいのマーケティング人と会わずに稼ぐ方法』(実業之日本社)などがある。

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