「81歳日本人、ヤンキースタジアムで始球式」の衝撃。見事なストライクにスタンドからは大きな拍手が
日本人初のメジャーリーガー村上雅則さん（81）が29日(日本時間30日)、ヤンキースタジアムで始球式を行った。
ピンストライプのユニホームに身を包んでマウンドへ。ヤンキースのエスカラ捕手を相手に見事なストライクの1球を投じ、スタンドから大きな拍手を浴びた。
「満足してません。もう81歳で運動していないから。あまり遠くへ投げられないからね。もうちょっと速いボールを投げたいんだけど」。謙遜する村上さんは試合前、グラウンドでヤンキースの試合を見学。アーロン・ブーン監督と談笑した。
2日前にはイチロー氏らの米野球殿堂入り式典に出席。そのついでにニューヨークでヤンキース戦を観戦したいと同球団スカウトの知人にチケットを頼んだところ、始球式に招かれたそうで「まさかこんな大きなことになるなんて」と恐縮しながらも笑顔を見せていた。
村上さんは南海ホークスから1964年にジャイアンツ(サンフランシスコ)に移籍し、メジャーデビューを果たした。ジャイアンツで2年間プレーし、通算54試合に登板。5勝1敗、9セーブ、防御率3.43、100奪三振をマークした。
文：BEST T!MES編集部
