“石破降ろし”の布石なのか？自民党役員会、両院議員総会開催をブチ上げ
自民党は29日、役員会を開催、参院選の大敗を受け、近く両院議員総会を開くことを決定した。
自民は前日の28日に両院議員「懇談会」を開いたが、党内では石破茂首相の退陣を求める勢力を中心に、より重要性が高い両院議員「総会」の開催を求める声が強まっていた。
首相は役員会に出席後、官邸で記者団の取材に応じ、「丁寧に、真摯（しんし）に、逃げずに説明する」と述べ、続投に理解を求めていく考えを示したが党内では総会を通じ、総裁選の前倒しなど、首相退陣につなげようという動きがある。
森山裕幹事長は役員会後の記者会見で、総会での議題については「開催を要求する方々が何を議論したいか、両院議員総会長のもとで話を聞いていく」と述べるにとどめている。
なお、両院議員総会は党大会に次ぐ会議で、重要事項の議決権を有する。所属国会議員の3分の1以上の要求があれば「7日以内に招集すべきもの」と党則で定められており、中堅・若手議員の間で署名集めが拡大。開催要求に必要な数が集まったと主張していた。
文：BEST T!MES編集部
