本屋大賞作もブチ抜き!東大卒マルチ作家の『東京大学物語 』が“地元書店”で1、2位独占

東京大学消費生活協同組合(生協)の書籍部ランキングが8日までに発表され、本郷キャンパスの『文芸部門』で游藝舎から発売された小説『東京大学物語』(上)・(下)が1、2位を独占したことが分かった。
1位が『東京大学物語 上』で、2位は『東京大学物語 下』。
3位に『火明かり』(アーシュラ・K.ル=グウィン)、4位には『文盲』(アゴタ・クリストフ)、5位には同着で『クロエとオオエ』(有川ひろ)『カフネ』(阿部暁子)が入った。『カフネ』は今年の本屋大賞受賞作だが、軽々とブチ抜いた。

『東京大学物語』は東大出身の現役弁護士で薬剤師、そしてベンチャーキャピタリスト(VC)という3つの異なる専門家の顔を持つ深津幸紀氏が著者で、5月31日に発売された。
日本最高峰の大学・東大を舞台に希望と不安を抱え東京大学に入学した青年・上杉昇が日々の勉強、友情、恋愛、多様な人々との交流、自己との対話を通して、自身の可能性と日本社会の「限界」に真正面から向き合い、「青春」と「知」の交差点から日本の未来を問い直す一冊。
「受験生からビジネスパーソンまで、あらゆる読者の胸に刺さる作品」と高い評価を得ている。

文:BEST T!MES編集部