「三田市の米はまずい」暴言の上越市長に三田市が猛抗議!発言にあった背景とは

新潟県上越市の市長が兵庫県三田市の米を「まずい」などと発言したことを受け、三田市の田村市長が上越市長に対し抗議状を送ったことが8日、分かった。
上越市によると、上越市の中川幹太市長は7月1日に行われた懇談で、酒米の山田錦の産地である兵庫県に関する話題になった際、三田市の米について「まずい。これあんまり言ったら怒られるんですけど」などと発言したという。この発言を知った三田市の田村克也市長は7日、「“ふるさと三田”を侮蔑する倫理観に欠けるものである」などとして、中川市長に対し抗議状を送った。
抗議状で田村市長は、「速やかに三田産および兵庫県産米の不当な評価の回復への取り組み、本市農業者及び全国の関係者への誠意ある謝罪を公式の場でされると共に、対応結果について、私に文書にて報告されるよう、お願い申しあげます」と述べた。抗議状を受けて上越市の中川市長は、「三田市様並びに三田市民の皆様に多大なるご迷惑をおかけし、また、ご不快な思いを抱かせてしまったことにつきまして、心から深くお詫び申し上げます。三田市様からの『抗議状』に対しましては、誠意をもって対応してまいります」とコメントした。
なぜこんな暴言が放たれたのか? どうやら中川市長は以前、三田市に居住していて当地の米の味を知っていたらしい。そして今回歓談の場で「上越の米の美味しさを伝えるため引き合いに出してしまった」と、ダシにしてしまったようだ。
文:BEST T!MES編集部