「思いの至らなさがあった」フジ佐々木恭子アナが“中居問題”についに口を開き、反省の弁

フジテレビは6日、人権・コンプライアンス問題に関する検証番組「検証 フジテレビ問題~反省と再生・改革~」を放送した。
元タレント中居正広氏から被害を受けた元アナウンサーAさんの対応にあたった同局の佐々木恭子アナウンサーが、事のてん末を初めて語った。
番組ではまず初期対応について検証し、「元アナウンス室長」が顔を伏せてインタビューに応じた。
女性の異変に最初に気付いた元アナウンス室長は「もう明らかに様子が違っていて。絶対になにかあったなと思って、私から彼女に声をかけて。『どうした?』って聞いたところ、私の顔を見るなり、ワーッと泣き始めて。これはただごとじゃないなと」と語った。その翌日、アナウンス部長である佐々木恭子アナが本人と初めて面会した。
周りに知られたくないという本人の希望もあり、情報共有は、健康相談室の医師二人に限定した。
「今思えば、本当に初動から専門家が関わってないと絶対に自分たちでできることじゃなかったと思います。そういう状況に陥った人が業務に復帰するには、どんな環境があれば戻れるのか、ってことの、私たちにとっての思いの至らなさっていうのがあったんだと思いますよね」と佐々木アナは後悔した。その後、Aさんは体調が悪化して入院。
本人に負担をかけないよう、連絡窓口を一本化し管理職で女性の佐々木アナが担ったという。
のちに第三者委員会は、佐々木アナが一人で対応した状況を指摘したが、「『私が一人で窓口を務めるのはもう無理です』と言っていれば、違ったサポートが組まれてたのかなと、振り返ると思うんですよね」と後悔していた。
文:BEST T!MES編集部