はるかぜちゃん最高裁も勝訴!「合法的に葬り去りたい」投稿者に377万円賠償命令
SNSなどへの投稿で名誉を傷つけられたとして、「はるかぜちゃん」こと俳優の春名風花さん(24)と母親が、投稿した男性に計約3600万円の損害賠償を求めた訴訟の上告審で、最高裁第二小法廷(尾島明裁判長)は慰謝料の増額を求めた原告側の上告を退けた。
2日付の決定。
これにより、名誉毀損(きそん)と認め、男性に計約377万円の賠償を命じた一、二審判決が確定した。
一審の横浜地裁判決によると男性は2015年4月以降、6年以上にわたり、自身のSNSやブログで春名さんや母親について繰り返し投稿。
「風花を合法的に葬り去りたい」「お前みたいな奴ほんと要らんからとっとと辞めろ」などと投稿していた。
一審判決は、男性による1千件超の投稿を不法行為と認定。
一連の投稿は、春名さんらを中傷して個人攻撃するためで「内容も悪質性が高い」として、男性に慰謝料などの支払いを命じ、二審・東京高裁も支持した。
この決定に対し、賠償額が少ないなどとして春名さんが上告したが、第二小法廷は決定で上告できる理由にあたる判例違反などがない、とだけ判断した。
文:BEST T!MES編集部