「スタッフさんたちは血まみれになっていて…」恒松祐里、ホラー映画撮影時の怖い話明かす

映画「きさらぎ駅 Re:」の完成披露舞台挨拶が5月下旬、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で行われ、主演の本田望結、共演の恒松祐里、奥菜恵、佐藤江梨子、永江二朗監督が登壇した。
はすみと名乗る⼥性がこの世に存在しない「きさらぎ駅」という異世界駅に辿り着いた体験を匿名掲⽰板・2ちゃんねるに投稿したことをきっかけに、ネットミームとして普遍的な⼈気を誇る「きさらぎ駅」。2022年の前作がネットの口コミで大ヒットしたことを受けて、このたびの続編リリースとなった。
主人公の宮崎明日香を演じる本田は「今日は世界最速での上映ですので緊張しています。(前作の主人公である)恒松さんからバトンを引き継いだような感覚があったので、そういう意味での緊張は撮影中もずっとありました」とコメント。

続編制作について本田は「(前作から)3年空いたので“(続編は)ちょっとないかも”って思いませんでした?私は思っちゃって。けっこう間が空いているので、続編はないのかなあって思っていたときにお話を聞いたので、監督タイミングが上手だなって思いました」と出演の喜びを表現した。
さらに恒松が「今回も盛り上げて、3ができたらいいなと思っています(笑)」と乗っかった。永江監督は“続編「ヒットすればぜひ」とニヤリ。
続けて、永江監督は続編に3年かかった理由について「前作がヒットして、安易に続編を作るとだいたい失敗するというのを僕は見てきたので。前作を超える作品ができると確信してから作れたことがうれしかったです」と語った。
前作に引き続き出演する佐藤江梨子は、「私は最初にきさらぎ駅に行って戻ってきた“初代”です」とコメントして会場の笑いを誘った。今回が初参加となった、奥菜恵は「明日香さんを密着取材するジャーナリストの役として参加させていただいています」とのこと。

撮影現場でのエピソードとして、恒松は「前作は秋に撮影をしたんですけど、今回は同じ場所で夏に撮影したら、線路がヒル(蛭)まみれですごかったんですよ」と打ち明けた。恒松は「(映像の)繋がりとかもあるので、私たちは血まみれになるわけにはいかないじゃないですか。でも靴とかに登ってきて、それをみんなで振り払ったり、ヒルスプレーをしたんですけど、スタッフさんたちは血まみれになっていて本当に恐怖でした。きさらぎ駅より怖かったです」と振り返った。

奥菜も「ヒルで思い出したんですけど、私はマダニが大量発生しているところでロケをしまして(笑)、それも大変でしたよね。『ギャーギャー』言いながら撮影していました」と明かすと、永江監督は「なんかすいません…」と申し訳なさそうな表情を浮かべた。
一方、佐藤は「どうしよう…私はそんなことは全然なく、(撮影は)すごく楽しかったです。蚊がいるかなあくらいでした」とコメントして観客を笑わせていた。

映画「きさらぎ駅 Re:」は6月13日からヒューマントラストシネマ渋谷、イオンシネマほかで公開中。
取材・撮影:BEST T!MES編集部