【大相撲】「積立金横領」行司が特定 テレビ出演や著書で名の知れた存在だった

力士会の積立金を横領した疑いで、日本相撲協会のコンプライアンス委員会から事情聴取を受けていた行司が特定された。
協会は9日、幕内格行司の木村銀治郎(50=芝田山)が力士会の現金等を着服したとして懲戒解雇処分としたことを発表した。銀治郎は1974年生まれの50歳。1990年3月場所初土俵、2014年11月場所で幕内格昇進を機に3代目木村銀治郎を襲名していた。テレビ出演や、著書『大相撲と鉄道』も出版していた。
2日の理事会で決議し、本人に通知。退職金は全額不支給となる。銀治郎は協会の調べに対し、「力士会で集めた約2000万円のお金を使い込んだ」と供述、被災者支援のための関取衆による神聖な積立金をギャンブルに突っ込んだとされている。
文:BEST T!MES編集部