元白鵬「照ノ富士の下はイヤ、それは全くありません」退職理由の憶測を真っ向否定

日本相撲協会を退職した元横綱・白鵬で前宮城野親方の白鵬翔氏(40)が9日、都内のホテルで会見した。
日本相撲協会を退職した理由について聞かれた同氏は「照ノ富士の下はイヤ、それは全くありません」とし、伊勢ケ浜親方(元横綱・照ノ富士)との上下関係が問題ではないことを強調した。
同氏は冒頭で「相撲に愛され相撲を愛した25年でありました。この場を借りまして、白鵬翔は日本相撲協会を退職して改めて夢に向かって進み出すことをお伝えします。まずは宮城野部屋が伊勢ケ浜預かりになる事態を招いたことは親方として弟子たちや応援してくださった方々にお詫びします」と頭を下げた。
退職を決断した一因に「07年に土俵入りを教えていただいた伊勢ケ浜親方のところに預かりという形になりました。そして報道でいろいろ書かれてましたけど、後輩である同僚の照ノ富士が伊勢ケ浜親方になること、というのは去年の話と今年の話で、ずいぶんズレがあるな、と。その判断であります」と挙げた。
照ノ富士との確執が一部でささやかれていたが「私が間垣部屋に照ノ富士を入れました。本当に後輩でよく頑張ってくれました。照ノ富士の下はイヤ、それは全くありません」と言い切った。
なお、今後については「横綱昇進の時に精神一到を貫き相撲道に精進しますと申し上げましたが、その誓いを今も心に秘め、相撲道を極めたいという思いは全く変わっておりません。今後は一相撲人として今までお世話になった相撲協会の外の立場から相撲を発展させます」と『世界相撲グランドスラム』構想を明らかにしていた。
文:BEST T!MES編集部