「なんで私人がトップ外交?」安倍昭恵夫人、プーチンと面会情報にSNSチクリ

ロシアのプーチン大統領が安倍晋三元首相の妻・昭恵さんと面会したことが30日、分かった。
同大統領は安倍元首相へ感謝の意を示し、昭恵さんが涙を流す場面もみられた。
報道によると、安倍氏の9年近くの首相在任中に計27回会談したプーチン氏は「彼の夢が2国間の平和条約締結だったことを知っている。今は状況が異なる」と話し、ウクライナ紛争がある現在の国際情勢下でその夢の実現は不可能との認識を示した。さらに、昭恵さんに「(安倍氏は)ロ日関係の発展に多大な貢献をした。われわれは非常に良好な個人的関係を築いていた」と語りかけたという。
これに対してSNSでは「なんで私人がトップ外交?」「貴方がいくところは国会」などとツッコミがあがっている。
昭恵さんは首相夫人として公的な立場にあったものの、2017年の森友学園問題の際、政府は「首相夫人は私人である」との見解を示していた。当時、野党は昭恵さんの国会での証人喚問を求めたが、与党側は「私人の証人喚問は慎重であるべき」として拒否。結局、昭恵さんが国会で直接説明する機会は設けられなかった。
今回のプーチン大統領との面会について、SNS上では「私人なのになぜ外交的な場に?」との疑問の声が上がっている。「貴方がいくところは国会」というコメントは、森友問題当時から続く「国会での説明責任を果たすべき」との批判を反映したものだ。
文:BEST T!MES編集部