農水相の後任に小泉進次郎…すっとこどっこいのこの政治家、この先どうなる?【適菜収】
【隔週連載】だから何度も言ったのに 第69回
自民党の小泉進次郎元環境相は21日午後、官邸で石破首相から、辞任した江藤農水相の後任に起用することを伝えられて受諾。小泉進次郎が自民党総裁選に出馬した際に配信した記事を再配信する。なぜならこれが進次郎の正体だからだ。自民党が腐っていった過程を描写してきた適菜収氏は警告する。「最大の敵は忘却である」と。当サイト「BEST T!MES」の長期連載「だから何度も言ったのに」が大幅加筆修正され、書籍化され『日本崩壊 百の兆候』が5月26日発売に!

■国のトップがチンポになる
小泉進次郎が自民党総裁選に出馬するという話が出てきた。思わず笑ってしまったが、笑いごとではない。自民党は世代交代をアピールしたいのかもしれないが、世の中にはやっていいことと悪いことがある。その判断すらできなくなるまで自民党は劣化した。
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口から先に生まれてきたような政治家は多いが、進次郎はチンポから先に生まれてきたような政治家である。万が一、進次郎が総裁になり、そのまま総理になったら、国のトップがチンポになる。
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先日『自民党の大罪』(祥伝社)という新書を上梓した。そこでは、自民党がわが国にとって、害しかないことを明らかにした。今の自民党は、昔の自民党とは完全に別物である。昔の自民党が素晴らしい政党だったなどと言うつもりはない。指摘したいのは、自民党が質的・内容的にまったく別の政党になってしまったことだ。今の自民党にはすでに保守的な要素はない。現在は新自由主義勢力、財界、政商、カルト、反日勢力の複合体となっている。劣化の過程で極端におかしな議員が発生するようになった。進次郎についても、一節を使って説明した。
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結局、進次郎とは何だったのか? 本書から要点をいくつか抜粋する。問題のある「息子」は多い。河野洋平の息子、岸信夫の息子、石原慎太郎の息子、岸田文雄の息子……。小泉純一郎のジュニアに至っては、さらにそのジュニアが暴走した。耳目を集めたのは、ホテル代を政治資金で支払っていた三股不倫騒動くらい。
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進次郎は人妻と不倫。人妻は小さい子供を実家に預けながら逢瀬を繰り返し、夫にバレて離婚。家庭崩壊に追い込んだ揚げ句、進次郎は逃げ切り、滝川クリステルとデキ婚を発表した。さらには、同時期に復興庁の元部下の女性とホテルで密会、さらにメーキャップアーティストの女性を赤坂の議員宿舎に呼びつけていた。これではチンポの乾く暇もない
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二〇二〇年一月二八日、赤坂に議員宿舎があるのに年に何回も十数万円級の高級ホテルに泊まっていることを国会で追及されると「大半のものは秘書が宿泊した」と無理な答弁。「週刊文春」は疑惑を裏付ける領収書と進次郎のメールを入手した。
人妻《待ちきれない~!今日は進次郎さんの夢見られますように》
進次郎《今新幹線で着いたよ^_^今夜は楽しみにしてるよ^_^》
絵文字が哀しい。政治資金も下半身も管理できない男が「将来の総理候補」って悪い冗談である。