米ロック界の重鎮、トランプ政権を「腐敗した無能」と痛烈批判!「民主主義守るため立ち上がれ」

米ロック界の重鎮ブルース・スプリングスティーン(75)が、英マンチェスターの公演で米国ドナルド・トランプ米大統領(78)を「不適格」「無能」と形容して痛烈批判した。スプリングスティーンは14日に開かれたコンサートの冒頭、トランプ大統領とトランプ政権の政策に矛先を向け、「私が愛する母国米国、私が描いてきた米国は250年間、希望と自由の光だった。ところが今は、腐敗した無能な裏切り政権の手中にある」と力説。「今夜、民主主義と米国精神の最善を信じる皆さんに呼びかける。私たちと共に立ち上がり、独裁体制に対して反対の声を上げよう」と続けた。
スプリングスティーンは、さらにインスタグラムにも発言の動画を投稿し、真意を説明。
「政府による抑制と均衡が機能しなくなった後、最後に権力を抑制できるのは国民、つまり皆さんと私だ。今、民主主義と独裁体制の間に立ちはだかるのはそれしかない」と訴えた。
続いてトランプ政権の政策にも言及して、「米国一の金持ち連中は、世界で最も貧しい子どもたちを見捨てて病気や死に追いやることに満足している。それが今起きていることだ。彼らは忠実な米国人労働者に苦痛を与えることにサディスティックな快感を得て、公正で多様な社会をもたらした歴史的な公民権法を撤回している。彼らは素晴らしい同盟国を捨てて独裁者の側に付き、自由を求めて闘う人々に対峙(たいじ)している。自分たちの思想に基づく要求に屈しない大学への補助金を打ち切っている。街から住民を追い出し、法の適正手続きを経ることなく外国の拘置所や刑務所に強制移送している」と力説していた。
文:BEST T!MES編集部