韓国大統領選「共に民主党」の李在明前代表が一步リード。6月3日に投開票

韓国の尹錫悦前大統領の罷免に伴う大統領選は12日、選挙運動期間に突入した。
6月3日の投開票まで約3週間、激しい選挙戦が予想される。
各種世論調査では、革新系最大野党「共に民主党」の李在明前代表(60)が支持率でリード。保守系与党「国民の力」の金文洙前雇用労働相(73)が挑むが、韓悳洙前首相(75)との候補者一本化がこじれたことで党内は混乱。選挙戦への悪影響は必至と言われている。
李氏はソウル中心部の光化門広場で第一声を上げる予定で、金氏もソウルから選挙戦を開始する。
「国民の力」の公認候補を巡っては、今月3日の党大会で金氏が選ばれたが、党執行部は無所属で出馬表明した韓氏の方が「競争力のある候補」だとして変更強行を図った。
しかし強引な手法に党内で反発が拡大し、変更案は党員投票で否決。
党トップの権寧世非常対策委員長が辞意を表明するなど混乱を極めていた。
結局、韓氏は金氏に会い「選挙で勝つため、金氏中心にまとまらなければいけない」と語り出馬を取りやめている。
文:BEST T!MES編集部