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水道橋博士 「ダウンタウンだって通って来た道…」後輩に苦言

Q8.芸歴30年の水道橋博士。近年の若手芸人を見ていてどう思いますか?

若人よ、常に最敬礼するような師匠を持て!

 

 オレがビートたけしに入門した当時は、お笑い界は上下関係の厳しい徒弟制度だったわけです。今とはまったく違ったんですよ、30年前は。誰かの弟子にならなければ、芸人になることなんて、まずできなかったですから。

 ダウンタウンはもう出ていたけれど、NSCだって82年に始まって、まだ3期くらいのもんでしたからね。そういう意味では、当時の芸界っていうのは誰もが踏み込めない“異界”なんですよ。結界が張られていて素人は絶対に入れない場所だったんですよ。逆に今は養成所がいっぱいあって、学校の延長上にあるんですよ。

 最近、殿(たけしさん)が、「今の若い芸人は礼儀知らず」って嘆いていましたけど、やはり、オレたちの時代とは違う部分がいっぱいあるんですよ。オレらの頃の徒弟制度と、今のスクールカーストの延長上の上下関係はまったく違いますから。

「上下関係なんて知らねえよ。ゲス? 上等だよ!」という若い人が多過ぎますね。

 そう言う価値観を見ると、自分たちの世界の掟であるとか美意識が破壊されている気がする。それは、オレが、もう年寄りだからなんですけどね……。もちろん、苦労しないで最短距離で売れたってそれは良いんですよ。この世界は能力主義だし、そういう売れ方を否定はしません。

 でも、そんな時にでも、常に最敬礼するような師匠がいれば、楽屋での態度だったり礼儀だったりっていうのはまったく違うと思うんですよ。そういうものは、無くしちゃいけないものだから、師匠っていうのは常にいるべきだと思うんですよね。

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水道橋博士

すいどうばしはかせ

1962年岡山県生れ。ビートたけしに憧れ上京するも、進学した明治大学を4日で中退。弟子入り後、浅草フランス座での地獄の住み込み生活を経て、87年に玉袋筋太郎と漫才コンビ・浅草キッドを結成。90年のテレビ朝日『ザ・テレビ演芸』で10週連続勝ち抜き、92年テレビ東京『浅草橋ヤング洋品店』で人気を博す。幅広い見識と行動力は芸能界にとどまらず、守備範囲はスポーツ界・政界・財界にまで及ぶ。芸能人の中でいち早く始めたブログ、ツイッターなどでの情報発信も盛んに行っている。



公式ブログ「博士の悪童日記」:http://blog.livedoor.jp/s_hakase/



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