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「糖質制限ダイエットはリバウンドしやすい!?」噂の真相はいかに

人間は糖質がなければ生きていけない

糖質制限ダイエットはリバウンドしやすい!? 噂の真相とそのメカニズムとは。

 男性、女性問わず幅広い世代に支持を得ている糖質制限ダイエット。さまざまな手法で熱心に糖質制限に取り組む人々がいます。主食であるご飯やパンを食べる代わりに、豆腐や納豆を取り入れた創作料理をつくる人、メニューをサラダと肉だけに絞る人など、思い思いに工夫をして糖質の摂取量をおさえています。
 これだけ熱心に取り組む人が多い「糖質制限ダイエット」。多くの人が知りたいのは「本当に効果があるのか?」ではないでしょうか。

 糖尿病専門医として37年のキャリアをもつ『日本人の9割が誤解している血糖質制限』著者・牧田善二氏は、「糖質量を抑えることでやせる、ということ自体は間違いない」と言います。しかし同時に、結果を出し、かつ維持していくことは、現実的には難しいと指摘します。
「肉も魚も食べられるのだからお腹もすかないし、誰でも続けることができます、というのは理屈のうえでは簡単です。ですが、糖質こそが人間の食べたいものなんです。」
 糖質以外にも食べられるものがたくさんあるから誰でも続けることができる、と推奨されることもある「糖質制限」。しかし、実際に試してみて、主食をどうしても食べたくなり途中で断念した人も多いのではないでしょうか。
 また、「人間が生きるためのエネルギー産出するにはブドウ糖が必要。ブドウ糖が不足しないよう、糖質を摂取すると幸せを感じるように人間はできている」のだと、牧田氏は言います。だからこそ、厳しく糖質制限している人ほどやめた時の反動が大きく、リバウンドしてしまうことも少なくないのです。

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糖尿病専門医。AGE牧田クリニック院長。1979年、北海道大学医学部卒業。地域医療に従事したあと、米国ロックフェラー大学医生化学講座などで糖尿病合併症の原因であるAGEの研究を約5年間行う。北海道大学医学部講師、久留米大学医学部教授を歴任し、2003年に東京・銀座に「AGE牧田クリニック」を開設。これまでにのべ20万人の患者を診ている。著書に「糖尿病はご飯よりステーキを食べなさい」(講談社+α新書)、「人間ドックの9割は間違い」(幻冬舎新書)など多数がある。



 


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  • 2016.05.10